今日もぶらりと神社巡りへ。


今日は京急線に乗って神奈川県の三浦半島にある海南神社へ出かけてきました。


この海南神社へのアクセスは京急線の終点、三崎口駅で降りてバスに乗り換えて三崎港で下車したら細い路地に入ってすぐ。


こちらの境内は緑が濃くて何本かの大銀杏のご神木があり、とても居心地の良い場所でした。



こちらは今の時期に見られる茅の輪くぐりです。



茅の輪くぐりは1年の前半の穢れや災厄を祓い、1年の後半の無病息災を祈願する夏越の祓の象徴。



ただしその回り方は1回では覚えられないほど複雑怪奇です。



まずはこちらで参拝します。


この神社の歴史を調べてみると創建は982年ですから今から1千年以上も前。


それ以前は海潮寺というお寺がこの地にあって海南神社でお正月にのみご開帳される弁天像はその長い歴史の変革によって残されたもののようです。


そんな海南神社ですがこのあたりは静かで全体的に穏やかな空気に包まれています。



こちらは鍾乳石のように垂れ下がったことで信仰の対象となる大きな乳銀杏。



その傍らには子宝、安産、縁結びを祈願する子産石(こうみいし)が置かれてました。



こちらは神楽殿に飾られていた海幸彦・山幸彦を描いたもの。



こちらも同じく神楽殿に飾られていたものですがこの1枚は天岩戸にお隠れになった天照大神(アマテラスオオミカミ)を描いたものなんでしょうか?


これが天岩戸の一節を描いたものだとすれば興味深いのは燃えさかる炎のような形をした八咫鏡(やたのかがみ)の形状です。



さて、この境内には龍神様がおられるようです。



こちらは海南神社境内にある龍神様を祀る龍神社。


ここに龍神様を祀るようになってからいつしか枝ぶりがだんだんと龍神様に似たお姿へと変わっていったとも言われてますがこの様子を見ているだけでも圧倒的なパワーを感じます。



見てください、この注連縄が巻かれた神獣のような神々しさを。


先ほどの鍾乳石のような大きな乳銀杏も見事ですがこれはまさしく龍神様としか言いようがありません。



またこの神社の方にこちらの龍神様のことを聞いてみると葉をすっかり落とした冬がもっとも龍神様のお姿に見えるんだそうです。



その龍神様を今度は違う角度から撮ってみたら祠の向こうにある池の水を飲むようなお姿にも見えました。