今日はお昼少し前から品川区にある蛇窪神社へ。


この蛇窪神社はネットを見ていても結構話題に事欠かない神社で特に境内奥の敷地ではあちこちに白蛇の像が置かれていたりして何とも興味深いです。


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都営浅草線の中延駅から歩いて到着、こちらがその蛇窪神社です。



このあたり一帯はむかし「蛇窪村」と呼ばれていて蛇行著しい川の湿地帯にはたくさんの蛇が棲みついていたそうです。


神社から程近い東急大井町線の戸越公園駅も昭和11年の途中まで蛇窪駅として営業していた歴史がありましたが街の発展から区画整理もなされていき、蛇の名を忌み嫌うようになって蛇窪(へびくぼ)の地名が消滅していったと言われています。



こちらは撫で白蛇。


蛇は脱皮して大きくなる(再生する)ことからここで気の復活再生をいただきます。


ちなみに大きい蛇が雌、そして小さい蛇が雄です。



この角度からだとあたかも辨財天が白蛇の背中に乗ってるようにも見えますね。


今日ここへ来た目的は白蛇種銭というものですが参拝する順番を見ていれば撫で白蛇の後は龍神社で参拝し、次に台の上に置かれている白蛇種銭を石臼の上の小皿に乗せて祈願しながら3度回して、さらにその白蛇種銭と自分の財布の中のお金をザルに入れてここで清めています。


自分の前の参拝者さんは白蛇種銭と紙幣と硬貨をザルに入れて清めてましたが自分には紙幣を濡らす勇気はないかな~~



アップにしてもらえば分かりますが金色のやや大きな硬貨のようなものが白蛇種銭です。


この清めた白蛇種銭と自身のお金を入れたザルをそのまま持って白蛇辨財天社に参拝に行き、白蛇種銭は財布にしまっておいて自分自身の洗い清めたお金は自宅に保管するということですがこの種銭は今度お参りに来た時に返してまた新たに白蛇種銭を清めていくのが作法のようです。


こんなところからもお金は循環・流通させることで社会のお金の流れが良くなるといった意味合いが伝わりますね。



こちらは蛇のように絡みつくような2本の蛇松。



絡みついているのが分かりますか?



こちらが白蛇辨財天社です。


朱塗りの橋の手前には狛犬ならぬ白蛇の像が鎮座していてよ~く見るとお寺の仁王像や神社の狛犬のように阿吽の形を現しています。



こちらは阿吽で言えば口を開けているから阿形。



こちらは口を閉じているから吽形です。



また7匹の白蛇が8匹目で白龍になるという言い伝えからこんな白龍の像もありました。



こちらは蛇窪神社をあとにして第二京浜の歩道橋で何気なく空を見上げたら龍の顔つきをしながらも玉を持つ神秘的な雲に出会えました。


両目と鼻と口、それに玉を持つ左手も見えます。



それにしても雲って不思議なものですね。


神秘的な形をした雲も数分で跡形もなく消えてしまうんですから。