昨日の続きです。


佐助稲荷神社をあとにしてあの有名な宇賀福神社(銭洗弁財天)へと向かいました。



佐助稲荷神社からだとだいたい歩いて10分くらい。


銭洗弁財天へ訪れたのはもう34年も前のことなのでこんな景色だったかなと感じながら歩きました。



登り坂を歩いているとその途中に「錢洗辨財天宇賀福神社」と刻まれた大きな石碑が見えてきます。


この鳥居が銭洗弁財天の入り口で手掘りと思われるトンネルを抜けていきます。



さて、お目当ては洞窟の奥に湧く霊水でお金をザルに入れてすすぐこちらの奥宮です。


そのザルなんですが線香1束と細いローソクを買わないとザルを与えてもらえないようになっていて奥宮の近くにある社務所で200円を払って一式を購入しないといけません。


神社なのに線香とローソクなの?って思いますがむかしは神祇信仰と仏教信仰が混淆(こんこう)した神仏習合の慣習がありました。


明治の時代には明治政府より神社か寺院かをはっきりと区別させてそれまでの神仏習合の慣習を禁止した神仏分離令が出ましたがここは隠れ里ゆえにむかしからの神仏習合の慣習もそのまま残ったんでしょうね。


自分が行った時はこの奥宮周辺も観光客で混雑してましたが混雑にも波があるようで人がパーッと居なくなる時間もあり、ひとり静かに奥宮でお参りが出来ました。



これ、動画じゃないのに今にも火が揺らめきそうに見えませんか?


奥宮はこんなローソク1本からでも神秘的な雰囲気が伝わりますね。



洞窟内のこちらでお参り。


この銭洗弁財天はこの洞窟内だけではなく境内のあちこちに水が湧いていて水に恵まれた神社という印象があります。



こちらは奉納されたもので旧字体「錢洗辨財天」と書かれた木製の額です。


むかしはこんな旧字体が正式名称だったんでしょうね。



洞窟の中に湧く霊水でお金をすすぎます。


霊水が流れ出ていく排水口から考えたらどうやら祠の中から湧き出しているようにも思えます。


この洞窟内にも学生さんがたくさんいましたが自分以外誰も居なくなった時間帯を見計らってお金をすすぐ場所を写してみました。



お金がいっぱいになるといいな~~


こちらのお金は財布の小銭入れに入れて使いますが種銭は別にすすいでポチ袋に小さく折りたたみ財布の中に大事にしまってあります。



こちらはお金をすすぐ場所の上に置かれていた円を描いたような流木です。


この流木は想像上の龍にも見えますし、海に生息するウツボのようにも見えますね。



こちらは宇賀福神社本宮裏にある龍神の水盤で水みくじの吉凶判断に使いますがこの水盤に水みくじを浸すことで文字が浮かび上がるしくみになっています。


そういえばもう34年も前のことになりますがこの銭洗弁財天では怖い思いをしたことがあって。


一般的なおみくじを引いたら大凶が出て不吉だからと改めて引き直したらまた大凶、三度目の正直ということでさらに引き直しても大凶でした。


これには「何度引いても運命は同じだぞ」と神様に言われてるような気がして神社をあとにした覚えがありますがその当時の出来事を数年経って考えればやっぱりといった感じでした。


~追記~

この記事は当初、アメンバー限定でしたが一般公開することにしました。