今日の午前中は函館七飯スノーパークへ。


お天気には恵まれなかったんですがブルーグレーの空の下で美しい樹氷に出会えました。



今日ならこのゴンドラ山頂駅周辺だとお日様もぼんやりは出ていながらも曇りのような妖しいお天気です。



ブルーグレーの空と美しい樹氷。


晴れていればロイヤルブルーの深みのある青い空に出会えることもありますがこんなに美しい色合いの空も悪くないです。



さて、午前9時現在で氷点下9℃の極寒。


その気温の低さが神秘的な風景を作り出します。




このスキー場では高いところで標高900mを越え、ブナやダケカンバそしてそれらに絡みつくようなツルアジサイなんかも自生しますがこの厳寒の時期ならいずれも白く覆われ、そのどれもが美しく。


一瞬で心が奪われそうになります。


それでもこの冬は今のところ、雪は少なめなんですけどね。



見てください、この樹氷の美しさ(=^・^=)


吹きつけて吹きつけてそのまま凍りついてしまったようなこの外観。


氷点下のキンとした冷たさが伝わってきます。



ところで樹氷とは霧氷の一種で過冷却水滴の雲粒が木の幹や枝に次々と付着しながら凍りつき、風上側に伸びていく不思議な現象を指します。


こうした自然現象なら風上から風下に出来上がっていくのが自然の摂理だろうと思われがちですが木々に付着したらそれを土台にして次第に少しずつ風上側に成長していく(盛り上がっていく)といった特徴がこの樹氷にはあります。


それにしても自然というものは人間の想像を遥かに越えてしまいますね。



そんな樹氷の中でもこうした「エビの尻尾」と呼ばれるものが一番分かりやすいのではないでしょうか?


この写真ではブナに絡みつくツルアジサイごとすっぼりと覆うようにエビの尻尾が出来上がってました。



今日は神秘的な樹氷に会えて素敵な散策になりました。