今日は休日ですが昨夜からの雨も上がったばかりなので中山峠(北斗市~厚沢部町)の1合目にあるサンカヨウの群生地まで出かけてきました。


そこでは神秘的なサンカヨウに出会えました。



この渓流の奥にサンカヨウの群生地があります。



さて、サンカヨウ(山荷葉)です。



サンカヨウは北海道~本州中部以北を分布とし、大小2枚の葉はどこかフキの葉を思わせますが白いお花は雨に濡れたら透けてしまうことでも知られています。


じゃあどれくらいの雨で透けてしまうのか?と言えば個体や雨に当たる時間も関係がありそうですが結構強い雨だと散ってしまう可能性もあってこのガラスの花のような状態で撮影するなら運やタイミングも必要です。



まあ観察していれば咲いてから時間が経ったものほど雨で透明度が高くなるような気もしますが時間が経てば経つほど雄しべが取れたり散ってみたりとベストの状態がしばらく保たれるのも難しいでしょうね。



実際、今日この場所を訪ねてみるとほぼお花は終盤でした。



うーん、もう少し早く来たかったんですが仕事と雨のタイミングが合いませんでした。



それでもいくつかはきれいに咲いたものも残っていて見ればその美しさは散った花びらさえもシンデレラが落としていったガラスの靴のようにも見えます。



見てください、この透け感。


今年は透け感もバッチリです。



↑こちらはほぼ実物大。


こちらのサンカヨウは葉に溶けてしまいそうなくらいの透け感がありました。


それにしても今回のサンカヨウの写真をこんなに並べてみるとその繊細さがよ~くわかりますね。



今日も素敵な花散策になりました。