童話だかなんの話だったか忘れたけど
王様という立場を羨む部下に
しばらく王という立場を体験させたら
プレッシャーに押しつぶされて
気が休まらず
天井から刃物をぶら下げて寝ているようだ
と言い自ら王の座を退いた
みたいな話あったよね
僕は
18歳から建築の専門学校に通っていたので
憧れの東京一人暮らし!
今思えば東京都心部なんて住みにくいのにね
しかも山手線!の駅に住むんだ!と息巻いていた
渋谷 新宿 池袋 どこだって乗り換えなしで行けるんだぜ!
なんて思ってたけど
休みの日どこかに出掛けた思い出皆無
結局6年ぐらい住むんだけどね
で
たまたまというか
似たような田舎者の発想というか
同郷のクラスメートも同じ駅に一人暮らしをしていたんだ
だからよくお互いの家を行ったり来たり
困ったことがあったら助け合っていた
ある夜
寝ようとベッドの上にゴロンとして天井を見たら
?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!!!!
いる・・・天井にくっついてる
黒く光るぼで~
長く伸びた触角
心臓が止まるかと思った
しかしだ!
ここであわててやつを刺激して
もし落ちてきたら?
飛んだら??
じっとして考えた
当時は普段から出たらどう対処するか
考えてなかったから
殺虫剤もないし
もしあったとしても使う勇気はない
とりあえず
つぶすのNG 殺虫剤NG この状況を乗り越えるために
いっぱい頭使ったの
人類は道具を使って進化してきたんだ
部屋のあるものでどうにか考えた結果
クイックルワイパーの四角いところに
コロコロのテープを巻きつけ
天井に貼り付けてしまおう大作戦!
これはね
かなりの技術が必要だよ
だって素早く逃がさない速度で
尚且つ潰さない力加減
ギリギリまでゆっくり
たっぷり時間をかけて
百姓一揆スタイルでじわじわと
大成功
ヤツを潰さず天井に貼り付けた
念には念を入れて
さらにコロコロのテープで何重にも固定
もう忍者の手裏剣をよけまくってクリアーしまくった百姓のごとく
手汗をぬぐって
電気を消して
寝ようと
明日近くに住んでるクラスメートに処理してもらおう
「カサカサ」
「カサカサカサカサ」
?!?!?!?!?
電気ON!
大丈夫だ
しっかり固定されている
でも動こうとしている・・心配・・・
「カサカサ」
「カサカサカサカサ」
一睡も出来なかった
次の日学校帰り
友達に来てもらって
処理してもらったけどさ
刃物より怖ええええええええええええ
さっきの記事のせいでまた思い出した・・・・