野田地図『フェイクスピア』観てきました。
チケットがなかなか取れなかった舞台。
チケットサイトで第5希望まで入れてもことごとく外れてしまい、今回は観られないかと思っていましたが、2階の追加席でなんとか。
久しぶりの東京芸術劇場。
緊急事態宣言でどうなることかと思っていましたが、なんとか上演できているようです。
やっぱり劇場で観る舞台は良いですね。
2階までビリビリと熱気を感じました。
役者陣も素晴らしかった。白石加代子さん、橋爪功さんはもう迫力がすごい。高橋一生さん、舞台のお芝居は初めて拝見しましたが、丁寧で優しい言葉が最初から最後の最後までとても重く、魂を感じました。
2回観るとまた感じ方変わりそう。
1回でも染み入りました。
やっぱり生のお芝居はいいなあ。
2021.5.29 追記
数日舞台のことが頭から離れず。
舞台の根幹に当たる出来事は本当にあったことで。何で今あのことを舞台にしたのか気になります。
東京と大阪での公演。ちょっとまだ題材にするには早い気もします。
私が生まれる前のことだけど、テレビや親からの話で知っていたし、知れば知るほど「起きなければどんなに良かったか」と思って、無関係なのにとても辛く悲しくなります。
セリフも舞台上での意味と、観客の受け取り方は違うと思うし、当事者の方々がどう思って言った言葉かも考えると疑問は大きくなります。
舞台を観て単純に「感動した」「すごいものを観た」で片付けてはいけない事実があったこと、果たしてこのノンフィクションをフィクションに取り込んでいいものなのかを深く考えさせられ続けています。(純粋に不謹慎では?とも取れる)
これはしばらく考えちゃうなあ。