麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優の押尾学容疑者(31)の取り調べが進む中新しい情報が次々と明らかになってきました。

警視庁麻布署の聴取に対して、次のように供述しています。

「(死亡した)女性から錠剤をもらい、『大丈夫だから』と勧められて一緒に飲んだ。女性が2錠目を飲んだとき、異変が起きた」

押尾容疑者は、女性に異変が生じたため、助けようと心臓マッサージを試みたが、回
復しなかったとも述べています。続いて所属事務所のマネジャーを呼び、押尾容疑者
自身は部屋から立ち去って、東京都港区内のマンションへ帰宅したということです。

マネジャーが119番通報したのは2日午後9時19分。駆けつけた消防署員は9時
27分に女性の死亡を確認しています。死亡推定時刻が明らかになっていないため、
はっきりとは言えませんが、女性の死亡確認までの空白の時間が10時間程度あるとされており、その間、押尾容疑者が何をしていたのか、まったく不明です。

麻布署は、事件後に押尾容疑者がいたマンションや川崎市内の自宅など計3カ所の捜索済みで、薬物使用を裏付ける物を押収しているようです。つまり、薬は女性からもらったのではなく、押尾容疑者本人の持ち物である可能性た高い、ということ。
押尾容疑者に殺意はなかったとしても、女性無理矢理飲ませたとしたら傷害致死罪。その場から逃げて放置した場合は保護責任者遺棄致死罪も追求されるかもしれません。懲役5年以上になる可能性があります。

今後の焦点は、銀座の高級クラブに勤めていたという変死した女性との関係です。押尾容疑者は、妻で女優の矢田亜希子(30)さんと別居状態にあり、変死した女性
とは半年前から不倫関係にあったようです。岐阜県出身の30歳。身長170センチと大柄で、新宿の歌舞伎町のキャバクラ勤務を経て、六本木、銀座と店を渡り歩いたようです。女性を知る人は、次のような印象だったと述べています。

「目鼻立ちがハッキリとしていて、アジア的というより欧米っぽい顔立ち。品のある女性で、和服が似合いました」

女性の遺体は岐阜県飛騨高山市内の実家に戻っており、6日にも葬儀と告別式が
行われる予定です。

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