池江璃花子さんの白血病告白に、各界からの支援や応援が続いている。発表することに勇気が要ったろうという評があったが、隠す様な病でもないし、練習ができなかったり、競技に参加できなければ、当然 理由は明かすだろうし、そうすることの方が変な憶測も呼ばない。むしろ 個人的には、ショックと共に何故 発表したのだろう?という思いがあった。でも これだけの影響や反響を見ると、彼女は たとえ病気になっても、その状況の中で 自らにできることは何なのか、自分にも同じ病の人々にも、少しでもプラスになるには どうしたら良いのかをも考えたのかもしれないと思った。

そして今度は、堀ちえみさん。元アイドルということもあり、離婚や病気なども経験しながらも、大家族の明るいお母さんとして、尚 現役タレントとしている元気な印象だけに、やはり ショックなことである。舌癌の兆候から未だ半年だというのに、いくつかの病院を訪れているというのに、いずれも口内炎以外を疑わなかったのか。口内炎と初期の舌癌を見分けることは難しくもあるようだが、なかなか治癒しなければ、何か違うことを疑う必要は、医師側にあると思う。

歌手でもある堀ちえみさんが、舌の半分を除去するらしい手術をするのは、こちらは勇気の要ることではないかと思う。同じく歌手であるツンクさんが声を失っても、家族の為に生きることを選んだ様に、ちえみさんもご家族の為に前向きに治療に臨むという。舌は移植することで、徐々に通常の生活に戻っていけ、リハビリにより滑舌の問題も克服できる可能性もあるとのこと。大変な闘病になるだろうが、頑張って欲しいと思う。

先日も脊髄損傷の患者さんに、iPS細胞を使った治療に進展が期待されるニュースがあった。誰かの為に、人々の為に研究や努力をすることは、きっと携わっている人々以外の 多くの人のエネルギーをも集め、進展していくのだろう。誰の為か分からない権力の私物化や濫用は、許されるべきではないと思う。