夏の靭帯損傷全治3ヵ月のケガから、日本人初の個人総合 銀メダルの快挙を果たした 体操の村上選手。ケガをしている中 個人種目に絞り、鉄棒で銀メダルを獲得した体操の内村選手。持病や被災や練習中の事故やケガ等、数多くの人マイナス要因に見舞われながら、今期復帰し更に難度の高い技に挑み、常に自己を越えようとしているスケートの羽生選手。

スーパーが付く程の一流陣は、苦難をも必ず糧にして、それまで以上の結果を出していく。自らに厳しく受容せず、自分で納得しない限り止めない。ホントにどれだけの精神力で努力を続けられるのか。結局は自らの為になるからと頑張れるのか、誰かの為に、全体の為にと思えば、更に頑張れるのか。そのレベルも通常人には計り知れないが、そのパワーは無尽蔵なのかと思える程である。

世界で起きてるトランプ現象。富める層と そうでない層。主流対少数派。全てを満足させることはできないかもしれないが、最大限全体に配慮し、一律のルールでは どうしてもカバーできない場合は、援助の手を差し伸べられるようにできれば良いのだが。自分達の権利や立場だけを有利にしようとしたら、やはり いずれの場合も軋轢を生む。どんな優秀な学校の学生になっても、その中では最下位の成績という人も必ずいるわけで、分断されたグループ内でも、又 新たな問題が出て来そうである。

日本も入国管理法を改正し、外国人をより多く受け入れることになれば、既に技能実習生で起きている問題に加え、他国で起きている移民問題との意味合いも強くなる。それに対して意見の対立が激しくなれば、日本でも分断が起きるのかもしれない。実際 移民となれば、日本も移民を受け入れていく国になるのか、国のアイデンティティをより明確にしなければならないだろう。既に日本の社会にこれまでの役割を果たす意味での自衛隊なら受け入れられていると思うし、国の目指す方向性も示したいのであれば、自衛隊のこと以上に、そういう事を明記する必要があるのではないかと思う。

いずれにせよ、トランプ現象が これ以上広まってしまわないことを願う。又 日本の場合、スーパー一流選手にはいて欲しいが、社会的な意味では、" 皆 中流 " と思えていた時代の方が良かったのではないかと思える 米国の中間選挙の結果を憂える週末である。