普通って難しい。

普通って幸せなんだと実感しました。


こうして、五体満足で、健康なこと。

それだけで、幸せなこと。


来年、はじめて「おばちゃん」になる予定でした。

一気に双子の「おばちゃん」に。


妊婦さんとか子どもみたらかなりつらい。

悪いことしてないのに、なんで、私の赤ちゃんだけ?

つわりがすっごいしんどかって、もうしんどいのいやや!

って言うてたからかな?

妊娠したら、普通に産まれるって思ってたのに、

こんなことになるなんて…

でも、1ヶ月半こんな嬉しかったことないくらい幸せやったかな。


心をえぐられるくらい心が痛くなりました。

なんで?うそやろ?

って、あたし自身も何回も思いました。


あたし以上に本人はもっと思うはず。

もしかしたら…


まだお腹の中にいる、もう生きていない赤ちゃんと過ごす、

土曜日と日曜日。


じぶんをせめるしかない。


母親のせいでも赤ちゃんのせいでも

だれのせいでもないのに。


「気持ちを切り替えて、早く次の赤ちゃんを妊娠して、

今度は元気に産めばいい!」と言うひとがいるかもしれない。


「その子のもった運命だから、仕方ない。」

と言うひとがいるかもしれない。



みんな、赤ちゃんを失った母親を少しでも慰める言葉だけど、

なかには、心ない一言で、かえって傷ついたり、悲しみをより深くしたりするかもしれない。


あたし自身なんて言うか言葉を選ぶのすっごく迷った。


原因を追及しないと、納得がいかないけれど、

小さな赤ちゃんを解剖をしてまで、追及する方は少ないそうです。


だから、母親はしぶんをせめてしまう。


でも、亡くなった赤ちゃんはお母さんが自分自身をせめることを

望んでいないと思う。


そして、なにより忘れてしまうこのも望んでいないと思う。


流産や死産、妊娠も出産も身をもって体感するのは

当たり前にオンナであって、オトコは絶対に体感することはできない。


だからこそ、本人以上に周りやオトコは気持ちを分かってあげなきゃいけないと思う。


目を背けたい事実が目の前にあっても、見るべきであり、

傍にいることの意味をもっと重く考えなきゃいけない。


死産を経験したことを乗り越えるのは、難しい。


ただ、じぶんの傍にその子がいて、寄り添ってくれている。

この子がカラダで教えてくれたことを忘れない。


こうゆう思いを持ちながら、健康で元気に生きることが

最終的に、乗り越えることに近づくんじゃないかなあっと思います。


おなじオンナとして、姉妹として、家族として

今日という日を忘れちゃいけない、忘れたくない。


という気持ちで、ブログとして残そうと思いました。


あたしの周りは母親として、

まいにち子育てをがんばっている友達がいます。


結婚、妊娠、出産を経験して、子育て奮闘中。

本当に尊敬します。


母親として健康で居れること、

子どもが健康で生きていること。


こんな当たり前なことが

ほんとうにほんとうに幸せなことだと感じて欲しい。


産まれてきてくれて、ありがとう。

って、ぎゅってしたあげて欲しいなっと思います。


この子たちがまた違う形で、お姉ちゃん夫婦に

幸せを運んで欲しい、心から、思います。


2010年11月29日