今日の試合は外野を中心に雨が浮いている状況だった為、グラウンド整備に時間を費やし、予定より1時間半遅れで開始された。全席完売という商業的な理由もあるのだろうが、神宮球場のスタッフや関係者の尽力により開催にこぎ着けたことに、いちスワローズファンとして感謝したい。


前日の試合では、序盤からベイスターズに大量点を許す展開となったスワローズだったが、今日の試合では前日の試合とは逆にスワローズが序盤から得点を重ねて、大差で勝利した。今日の試合は投打が噛み合った快勝で、スワローズの優勝マジックは2となり、神宮球場でリーグ連覇を決める可能性が高まった。


神宮球場で開催されたスワローズvsベイスターズは、8-1でスワローズが勝利。スワローズは貯金19でマジック2となり、明日の試合に勝てばリーグ連覇が決まる状況となった。


今日の試合は序盤から動いた。スワローズ先発のサイスニード投手は、初回に一死一塁と走者を背負ったが、佐野選手から三振を奪い、スタートを切っていた走者も刺せた為、無失点で切り抜けた。サイスニード投手の立ち上がりは、制球が定まらないように感じられたが、初回を切り抜けたことで、その後は立ち直った。


スワローズ打線はベイスターズ先発の大貫投手に対し、初回に塩見選手が二塁打を放ったが山崎選手が送りバントのサインで決められずにファールとなった。だが、大貫投手のワイルドピッチで塩見選手が三進。結果的に山崎選手が送りバントをせずに、走者を進めることができたのは大きかったと思う。そして、山崎選手がタイムリーを放ち、スワローズが1点を先制した。 


今日の試合も初回にベイスターズが先制していたら、スワローズは苦しい展開となったかもしれない。だが、ベイスターズのチャンスを併殺で切り抜け、スワローズが先制したことで、前日の試合の最終回に反撃した勢いを今日の試合に上手く繋いだように感じられた。


前日の試合とは逆に、2回以降もスワローズが得点を重ねた。2回はオスナ選手のソロ本塁打で1点を追加。3回は山崎選手のヒットと山田哲選手の死球で一死一、二塁とし、村上選手の打席で再びワイルドピッチがあり、一死二、三塁とチャンスが拡大。ベイスターズの三浦監督は村上選手を申告敬遠して一死満塁とともに、大貫投手からロメロ投手への交代を決断。だが、オスナ選手が犠牲フライを放ち1点を追加。更に宮本選手もタイムリーを放ち、スワローズはリードを4点に広げた。


5回にはベイスターズ3番手の田中健投手から山田哲選手と村上選手の連打で一死二、三塁とすると、オスナ選手と宮本選手が連続タイムリーを放って更に2点を追加。7回には中村捕手のツーランで、ダメ押し点を奪った。序盤からスワローズが着々と加点して、ベイスターズ投手陣から8点を奪った。


サイスニード投手は2回の無死二塁のピンチを切り抜けると、その後は比較的順調にイニングを重ねた。味方打線の援護もあり、ベイスターズ打線を7回まで無失点に抑えた。


当ブログではサイスニード投手に対して、100球程度が交代の目安と記している。サイスニード投手は7回を終えて99球だったが、8回も続投した。だが、先頭打者を四球で出塁を許すと、ソト選手と桑原選手に連打され1失点した。ここで高津監督は清水投手に継投したが、個人的にはサイスニードを若干引っ張り過ぎたようにも感じられた。


清水投手は無死一、三塁のピンチで登板したが、オースティン選手から三振を奪い、続く佐野選手を併殺に仕留めて追加点を許さなかった。9回は木澤投手が登板し、試合を締め括った。


今日の試合はスワローズの快勝だったが、スワローズの高津監督は先発投手の頭数が苦しい状況を踏まえ、厳しい展開となった場合には捨て試合を作るなど、残り試合と必要な勝利数を得る為の方法を模索し続けているように感じられる。マジックが再々点灯した後も、なかなか勝ち星を重ねられなかった為、リーグ優勝に向かっているチームとは思えないと感じるファンも少なくないと思う。


だが、優勝マジックが2となり、リーグ連覇が間近となった。リーグ優勝することも難しいが、リーグ連覇を果たすことは更に困難である。マジック点灯からの歩みは遅々となったが、スワローズが球団史で2度目となるリーグ連覇が間近となり、いちスワローズファンとして素直に喜んでいる。今はスワローズのリーグ連覇が、明日の試合で決まることを期待している。