今日の試合を観ていて、5回で勝負は決したように感じられた。7点リードは小さい差ではないが、ジャイアンツは一昨日の試合で7点ビハインドを逆転しており、絶対的な差とは言えない。


だが、ジャイアンツの原監督は、5回裏の攻撃で出塁した亀井選手に対して陽岱鋼選手を代走に起用。攻撃終了後には、スタメン三塁手のビヤヌエバ選手を退げて、山本選手を起用した。


そして、ジャイアンツ先発の高橋投手に6回を投げ切られた後は、勝ちパターンの投手を起用する必要はないと思っているかのように、鍵谷投手、宮國投手、高田投手の順で継投して、危なげなく試合を進めた。自分の印象では総力戦ではなく、半ば流しながら戦われた感がある。


今日の試合の安打数は、両チーム同じだったが、ジャイアンツが効果的に3本のホームランを放った為、大差となった。スワローズの得点は山田哲選手のソロホームランによる1点のみで、結果以上に力負けした試合だった。


東京ドームで開催されたジャイアンツvsスワローズは、1-7でスワローズが完敗。スワローズはジャイアンツ戦に同一カード3連敗して、連敗は4に伸び、借金は今季最多の23となった。


今日の先発は両チームとも高橋投手だった。初回を両先発投手が無失点で封じだことを受け、自分は以下のツイートをした。


だが、2回にスワローズの高橋投手が、ゲレーロ選手に先制ソロホームランを被弾。個人的にはそれ程悪い球だとは思わなかった為、以下のツイートをした。


だが、3回に二死から坂本選手に四球を許し、丸選手にヒットを打たれ、岡本選手のタイムリーで追加点を献上。続くゲレーロ選手に二打席連続ホームランとなるスリーランを被弾。スワローズは3回で5点ビハインドとなった。


結果的にスワローズの高橋投手は、4回5失点で降板。個人的にはジャイアンツの高橋投手より調子自体は良かったように感じられたが、4回二死からの坂本選手への四球から一気に崩れた。中軸がしっかりと繋ぐジャイアンツ打線の強みが発揮された。


自分は現地観戦していて、3回までの5点ビハインドでも相当厳しいと思ったが、5回には2番手の坂本投手が丸選手にツーランを被弾して、7点ビハインドに広がった。上記に記した通り、ジャイアンツ原監督はこの段階で、勝負は決したと判断したように感じられた。


その後もジャイアンツはスタメン選手を次々と退け、スタメンで最後まで出場したのは岡本選手とゲレーロ選手のみだった。試合終盤は控え選手を起用する場として利用された。


ジャイアンツ先発の高橋投手は、立ち上がりから制球が定まらず、抜け球も多く、個人的には良い投球だったとは思わなかったが、結果的には6回1失点で封じられた。


1点を先制された後の3回に、先頭の廣岡選手がヒットを放ったが、続く青木選手が併殺に倒れて、チャンスを逸した。青木選手が一塁アウトとなったプレーに対して、小川監督はリクエストを要求。かなり長い時間にわたり映像を検証したようだが、判定は変わらなかった。


自分が観ていたのは、一塁ベース後方の二階席だった。席で観た印象と球場内で流されたリプレー映像からは、セーフではないかとは感じられた。周囲にいたジャイアンツファンもセーフという見方をする向きが一定数いた感がある。テレビ中継で観ていたファンの意見は理解しているが、自分が球場で観ている限りでは、このプレーに対する印象は以下のツイートである。


万一、この判定がセーフに翻れば、スワローズが追い付いた可能性もあるのかもしれない。だが、個人的には試合結果が変わったかと言えば疑問である。


4回にも無死一、二塁のチャンスを作ったが、村上選手、中村選手、太田選手が三者連続三振で攻撃を終えた。


5回に7点ビハインドとなってからは、バレンティン選手の打席内容は集中力を欠いていたように感じられ、怖さがなかった。2本のホームランを放ったジャイアンツのゲレーロ選手の打席内容とは、余りにも対称的だった。


先発も含め、一線級とは言い難いジャイアンツ投手陣に封じられた。山田哲選手のソロホームランで、何とか完封は免れたが、今のスワローズではそれが精一杯だった。


残念ながらこの3連戦は、あたかもジャイアンツのリーグ優勝を後押しするかのような内容だった。


明日からは神宮球場でベイスターズと3連戦を戦う。何とかスワローズには早めに連敗を止めて欲しい。