ベイスターズ戦を戦うにあたり、星投手と寺島投手が一軍に昇格。両投手とも今日の試合に出場した。


そして、川端選手も一軍登録され、スタメン起用されたが、二打席無安打で廣岡選手が代打で送られた。


こうした選手起用を介して、首脳陣は若手選手の起用にシフトしたように感じられた。試合展開は序盤からベイスターズのペースで推移して、スワローズは一度は追い付いたものの、全体的な印象は完敗である。


横浜スタジアムで開催されたベイスターズvsスワローズは、2-6でスワローズが敗戦。スワローズは4連敗で、借金が今季最多の20となった。


今日のスタメンが発表された後、両チームの主軸選手の打順が注目された。ベイスターズは2番打者で起用していた筒香選手を4番打者に据えた。スワローズは1番打者で起用していた山田哲選手を3番打者に据えた。両選手ともに、据えるべき打順に戻った感がある。


スワローズ先発のブキャナン投手は、初回に1番神里選手のツーベースと2番佐野選手のヒットで1点を先制された。2回にも神里選手のタイムリーで1失点。序盤から苦しい展開となった。


同点となった5回には、神里選手、佐野選手、ソト選手の三連打で再び勝ち越され、ロペス選手にもタイムリーを被弾。ブキャナン投手は5回4失点で降板した。


ブキャナン投手は球数は72球だったが被安打9、1四球で厳しい内容に終始した。来日以来、夏場に勝ち星を重ねる印象に乏しいが、現在のスワローズ先発投手で5回4失点程度で持ち堪えられそうな存在が見当たらない。


かたや、ベイスターズの先発だったルーキー上茶谷投手が7回2失点で投げ切ったのだから、両チームの先発投手の差は大きい。


6回からは五十嵐投手、星投手、寺島投手、大下投手の順で登板。寺島投手が村上選手のエラーもあり、2失点したことで試合の大勢は決した。スワローズ投手陣はベイスターズ打線に13安打を打たれた。


星投手は今日の登板だけを観る限り、無難に抑えた感がある。寺島投手は1イニング投げ切れずに2失点したが、140キロに達するかどうかだったストレートのスピードガン表示が、145キロ出る球もあり、昨年までよりは良化していた。首脳陣がイニングを完了させなかったのは、寺島投手に対する厳しい評価なのか、ソト選手に対しては分が悪いという評価なのかは定かではない為、次回の起用法が注目される。現在のチーム状況であれば、即二軍落ちということはないと思いたい。


スワローズ打線は、ベイスターズ投手陣に6安打に抑えられ、得点は山田哲選手のツーランによる2点のみだった。


当ブログでは再三記していた通り、山田哲選手の1番起用は、日本人右打者最多記録となる193安打を放った2014年を含め、チーム成績が総じて上昇したケースがなく、走者を置いた局面で打席に立つケースが3割にも満たない為、自軍の強みを削ぐ愚策であり、理解不能という見方をしていた。勿論、得点圏打率が低いことは自分も理解しているが、3番(1番打者以外)で起用するのは当然だと思う。


以前、ベイスターズは筒香選手を得点圏打率が低いことを理由に、1番起用していたことがあった。自分はこうした起用法が、対戦相手に脅威を与えるとは思わなかった。


だが、何故このタイミングで3番に戻したのだろうか。今更感が強い。山田哲選手は今日の試合では同点ホームランを含む2安打を放ったが、このレベルの選手は在るべき場所に据えるべきである。


スワローズは今日の敗戦で借金が20となり、苦しい状況が続く。何とか週単位で五分の戦いを目指して欲しいと思っている。