手術前夜、眠剤が処方されました。
手術は翌朝9時から。
「眠れない時に飲んでね」と言われ、
”そんなん、すぐ眠れるでしょ、大丈夫じゃないかな”って
高を括ってた
………
はい、しっかり、23時過ぎにお世話になりましたよ
翌朝、目覚めた際の、とうとうこの日が来たっていう、何とも言えない感情…
手術着に着替えてから病室出て
駆け付けた息子、娘と、ガラス扉越しに手振って笑顔で挨拶して、
看護師さんと手術室まで歩いて行きました。
人生初の手術室
てっきり、ひとり一部屋感覚でいたので、手術室の扉が開いて中を見たらば
何台か手術用ベッドが広い間隔で並んでて、
しかも部屋がすごく広くてびっくりしました
「風花さんは、一番奥ね」
”広~~天井高~~
”
言われた通りに奥に進むと、程なくして昨日優しく丁寧に手術の説明をしてくれた
看護師さんがいました。
「風花さん、大丈夫ですか?ベッドはこちらです。
横向きで背中丸めてお願いします」
その後、麻酔科の先生がいらっしゃって挨拶されました。
がっ、この辺りから緊張の度合いがMAXになってきて、何も聞こえてこなくなった
「風花さん、大丈夫ですからね、私、ずっと摩ってますからね」
と、さっきの看護師さんの声が聞こえて、
麻酔が効くまで身体を寄せてくださり、肩のあたりをずっと摩っててくれました。
急にものすごい安心感!
なんか背中から麻酔の管がにゅ~って感じで入ったけど、痛くもなく
液を注入されたら、あっという間に眠りました
この人だからこそ、手術専任なのかなと感じました。
あの時は、本当にありがとうございました!
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「風花さん、風花さん!聞こえますか?
手術終わりましたよ!見立て通りにリンパ含めて、
悪いところは取りきれたと思います!」
主治医がニコニコ顔で起してくれました。
「ありがとうございました」
気付いたら、病室のベッドでした。
術後、少しのウトウトだったのか、息子と娘がベッドの傍らにいてびっくりした
後から聞いたら、この時だけ少し面会が許されていたようだ。
何を話したのかあまり覚えていないけど、
切り取ったものを見せてもらったらしく、
気持ち悪かったよと言われた事だけ覚えてます
主治医に同じ事を言われた様で、2人共安堵の表情をしてたように見えました
病理結果は2週間先だけど、先生の言葉で、やっと悪いものが身体から消えたんだなと
思えて、また何とも言えない安心感に包まれました