8月末、彼さんに思いを伝える為、2人で外食に出た。

 

「あのね、私、ここのところ落ち込みが続いて、おかしいなと思ったから心療内科に

行ったの。行って、これまでの話を先生に言ったら、『少し鬱だね、離れる必要があるね』って。

このままだと症状は進むばかりだって言われたの」

 

「うつ?!」

 

「うん、彼さんが癌になってから、色々聞きたいこともあったけど、デリケートな事だから、

聞けずに溜めてしまってたのもいけなかった。」

 

「…」

 

「去年の秋も悩んでて、彼さんにやっとの思いで伝えた時も奈落の底に落とされたでしょ?

年明けて話し合いした時に約束した事、守られてないでしょ?

主治医の話も私には何も言われないし、体の不調も何も言わないし、支えるってどうすれば?って悩んじゃったの。

最近は、信用も薄れてきて、なぜ自分がここにいるのか、その意味も分からなくなったの。」

 

「だから、ごめんなさい、もう別れたい、覚悟決めたつもりだったけど、無理だった。」

 

「…そのうち、そう言われると思ってたよ。私さんのうつ、ひどくなったら大変だから、いいよ、それで。」

 

あっけなく話は済みました真顔

 

この先、誰も近くに居ないという状況がどういう事になってくのか考えての返事なのかなあせる

大丈夫なのかな、この人あせるって思いました。

 

 

私は、思いを伝え切った事で、使命を(誰の?笑)果たした事と、彼さんの了承を取り付けた(しかも、とても穏やかに!)

事で、安堵感いっぱいで、目の前のステーキをほおばり始めた。

 

暴れることも言葉の暴力もなく、身構えてた自分の緊張が解けたのを覚えています。

 

安堵しすぎて、言うつもりのなかった、鬱積していた思いを少し吐き出してしまったあせる

 

「会話もケンカもできない相手とは、打ち解けられないし、信用も続かない。

自分をもっと開放すべきだよ。」

 

「もう変われないよ」

 

確かに私の主観ぶつけても…と思ったけど、こうやって生きてきたんだし

変わる気がないなら仕方ない真顔

 

宣告当初、お世話する気満々だったあの時、まさか、彼さんの病気云々ではなく、性格の不一致で終わりを

迎えるとは、夢にも思っていなかった。残念すぎて涙が出るえーん