ごきげん中飛車 中盤の必須手筋 | 初段になりたい人の将棋講座

ごきげん中飛車 中盤の必須手筋

ここ10年ほど、振り飛車党は常に
居飛車穴熊を意識した戦い方を追求してきたのですが、
アマチュアで人気があるのがこのごきげん中飛車です。
ごきげん中飛車ってなじみが薄くて、指しにくいと
思っている方も多いのではないでしょうか?
このごきげん中飛車の指し方をこれから少々の間、
解説していきたいと思います。

で、まずは序盤で駒組みがほぼ出来上がったところで
先手の▲46歩に後手が△24角と牽制してきた局面。
さて、次の先手の指し手は?

$将棋で初段を目指す人のためにおくる将棋講座-20091014


▲47銀上り。
形よく▲47銀引きとしたくなる局面なのですが、
ここは銀を上がる一手です。
ちなみに銀を引いてしまうと△42金から△52飛車と回られて、
せっかくとった55の位が奪還されてしまいます。
55をとられたからと言って、すぐに負けるわけではないのですが、
序盤で何手もかけて55を守ってきた手が一辺で無駄になってしまいます。
その後は△33桂から△65歩や△45歩などがあり後手が手に全く
困らなくなってしまいます。

ここは気合の上からいっても▲47銀上りの一手ですね。
その後に、△42金、▲38金、△94歩となって、次回につづく。