最終盤 寄せの一手
最近の実戦に出てきた局面です。相手は将棋クラブ24の銀将の方です。途中で銀得したのですでに優勢である局面なのですが、歩切れになっているため、▲77歩と打つことができません。あまりもたもたしているともつれてきそうな局面なのですぱっと寄せにいきたいものです。
現在、先手の▲86桂に後手が△76香と指したところです。先手番。
以下、▲94桂、△同香、▲62馬、△同銀、▲93金、△同桂、▲同桂成、△同玉、
▲91龍となり後手が投了いたしました。
投了後は△92合駒、▲85桂となりぴったり詰みです。
ちなみに途中で△同桂のところでは△91玉の一手です。
以下、▲11龍だと△92歩、▲94金、△33角で王手龍とりがかかるので、
一気に逆転しそうです。
他には、▲76金と香車をとって詰めろをかける手もあるのですが、
以下、△同桂、▲98玉、△92歩とされるとやはり難しい。
なので実戦だったら、△91玉に▲77歩と指しておだやかな変化に
していたかもしれません。
すぐに寄るわけではないのですが、なかなか難しい局面だと後から思いました。
