・挫折を乗り越えた者にのみ、栄光は与えられる。

・運は努力に支えられて初めて発現する。

・軍才を発揮して政界に躍り出たナポレオンは、当初不安視された政才も十分に優れていることを証明した。

・1800~1804年、安定、平和、好景気がナポレオンの改革によって実現した。

・一般的には「ナポレオン帝国」と呼ばれるが、もう少し厳密に言えば「帝政共和国」「協和帝国」と呼ぶべきもの。

・独裁は、人を尊大で猜疑心の強い人にする。

・連戦、連勝だったナポレオンも、スペインでは、これまでの「解放者」から「侵略者」になり、現地市民を敵に回したことにより、配線が続いた。

・外交戦略などを駆使して、極力戦わずにして勝つことが最善。

・下から這い上がって連力についた者の権力への執着はすさまじく、人が豹変することが多い。

・通常、兵の30%が損耗すると、軍は騰勢を失って組織的な行動はできなくなるもの。

・ナポレオンは、半年のロシア遠征で、45万の兵をほぼ失った。

・刻一刻と情勢が変わる前線において、君命が戦況と合わなくなったとき、将には臨機応変に対応することが求められる。

・どんなに優れた才を持っていたとしても、周りの人の祝福と協力なしでは成功は望めない。

・息子よ、ヨーロッパは理性によって心服させるべきであって、剣によって征服してはならない。