先日の稽古で
「子は鎹(かすがい)」を見てもらい
散々だったことを書いたけども
その時、師匠から
「ところで上は知ってんの?」
と何気に聞かれた
落語をご存知の人は
知っての通り、この噺は元々
「子別れ」という長編の一部で、
上…強飯の女郎買い
中…浮き名のお勝
下…子は鎹
となっていて
今では殆ど「下」しか演じられる機会が
無くなっている。
実は恥ずかしい話、僕は
落語を始めて9年になるけども
上、中の内容は知ってても
詳しくは読んでもないし
人が演じるのも見てない
実際、やる予定も無いし興味が無かった、
と言うのが本音
「やっぱり知っといたがいいですか?」
と尋ねると
「そりゃそうでしょう!」と
本を貸してくれた
下に至るまでの経緯を知っとくことは
演じるうえで必要だってことでしょうね
それにしても年季の入った本やなぁ
初版が昭和47年だって