落語ファンクラブ | 遊歩の未確認非行落語

遊歩の未確認非行落語

社会人落語家として活動する川崎亭遊歩の
日々つれづれ・・



こないだ本屋で立ち読みして即効購入した「落語ファンクラブVol.8」

2010年のやつなんで、4年前発行ですね。

 この本CD付きで結構値段が張るので、なかなか買うに至らず(^^;)

立ち読みするか師匠に借りるかなんですが

この回は総力特集【完全保存版】として「落語の国のオールスター」

 

 落語に登場する、長屋の住人達や

ご隠居、学者、和尚などちょっと偉そうな人達・・・

職人、武士、若旦那、幇間、職人、子供に女性

泥棒や狸まで(笑)


 様々な人物について噺家さんが語っているので

落語を演じるにあたって、参考になるかと思い購入しました(^^)


 最初の一節の一文に

「落語には老若男女、ありとあらゆるキャラクターが登場する。けれども

 偉人もヒーローもいない代わりに極悪人もいない。

 長所も欠点もそこそこ持ち合わせている、普通の人ばかり。

 落語には共感できる台詞が必ずあるのも、

 感情移入できるキャラクターが必ずいるのもそのせいだ」


いい文句ですね☆(^^)

そうなんですよね。落語の登場人物は決して特別な人じゃない

いかにもいそうな普通の人達。

それを皆の共感を得つつ、最大限にデフォルメして笑いを取る

そういったところに面白味と醍醐味を感じます(^^)


 当然ながら、いそうな人を普通に演じても面白くもなんともない

「いねえよ!そんな奴!」という突っ込みが入るくらいの

人物像が面白いんだろうけど

あんまり行き過ぎると逆に現実味から外れてシラけてしまう。


 お客さんの共感を得ながらも、ギリギリのラインでデフォルメする

その兼ね合いが難しくもあり、頭を痛めるところでもあり

なんと言っても楽しいところですかね(^^)♪