高校野球今年初聖地行って参りました!


もう涎だらだらの組み合わせ。
どこからともなくカレーの匂いが…


しっかり腹ごしらえをして、強豪勢揃いの1日を楽しみまくりました!

ではでは、まとめます!

第一試合 作新学院ー神村学園


両者不安定な立ち上がり。スコアリングポジションにランナーを背負い、1回終了時点での見立て絵は5点勝負。おそらく5点勝負は甘いだろうということで7点取ったほうが勝つと予想していた試合。結果6ー3で神村学園の勝利。予想的中恐ろしい笑



この試合注目は何といっても江川2世と称される作新エース小川と昨夏ベスト4の主力が半数近く残る神村打線のがっぷりよつの戦い。新基準バットで作新有利かと思っていたものの制球を乱す小川を攻め立て神村学園先制。四番前チームからクリーンアップを打った正林の綺麗な弾道のホームランもあり、神村学園ペースで試合が進む。

五回には満塁でショート強襲の当たりで二塁ランナーが一気に生還し、前半終わって4-0で神村学園のリード。個人的にはこの場面で二塁ランナーを回した三塁ランナーコーチをこの試合のMVPに挙げたい。作新学院相手に3-0と4-0で折り返すのは雲泥の差。

一方作新学院は前半でフライアウト7、三振7と緩い球を簡単に打ち上げていた。対して神村学園は速い球に力負けしないよう低く強い打球を意識しており、それがエラーや内野を抜くヒットへと繋がっていた。

後半作新学院もさすがの打撃で修正し、追い縋ったが神村学園が振り切った。

結局注目のエース小川は五回を投げて99球。4失点。四死球6という内容だった。

神村学園は間違いなく力のあるチームだが、投手力にやや課題が残り、優勝候補とまでは言えないかもしれない。


第二試合 大阪桐蔭ー北海


大阪桐蔭が圧勝するであろうことは誰にでも予想できるのであまりしっかりとは見ていなかった試合。

北海先発が予想以上の乱調。というより完全に気圧されて丁寧に攻めるというよりも逃げのピッチングで大量失点。序盤に試合が決まってしまった。

横綱相撲を取った大阪桐蔭ではあるものの、課題は多かった。

先発したエース平嶋は最速154キロの速球を武器に、今日も149キロを記録。

しかしながら一巡目からヒットにはなっていないものの、北海打線にストレートを綺麗に弾き返されるのが目だった。
球速ほどの迫力はないと想像でき、変化球とのコンビネーションもまだまだ。同時期の奥川や根尾と比べると球速の割に見劣りする。

相手打者を見下ろして投げている様子はあったものの絶対的な支配力はなかった。

また、守備でも記録に残るエラー、残らないエラーが見られた。昨秋神宮大会で敗退した関東一高戦のようにエラーが連鎖する危険性を孕んでいる。

力のあるチームであることは間違いないが、ぶっちぎりで優勝候補かといえば、そうでもない。

ただ、エース平嶋の安定感は一冬越えてぐんと増した印象で、その後ろにも強力投手陣が控えていることもあり、打ち崩すのは至難の業だろう。


第三試合 報徳学園ー愛工大名電

前回準優勝かつその時の主戦投手がWエースとして残る報徳学園。先発はその一人でプロ注目の今朝丸。

昨年見た時も、背が高く、当時のエースよりいい投球をしていた。

その今朝丸は立ち上がりから140~145キロの角度ある直球をテンポよく投げ込み試合を作る。

しかし愛工大名電先発の背番号10伊東の勢いあるストレートに押され、報徳学園もスコアボードに得点を刻めない。
伊東は体格的にはやや劣るかもしれないが高校時代の根尾のようなバネを感じさせる投げ方。グローブでためを作り、肘から上がってくる右腕もスムーズで旋回と同時に加速。ピンチになるとギアが上がり、手元のガンでは(そんなもんは持ってない。言ってみたかっただけ。実際は球場の球速表示)MAX144キロを計測した。

背番号10とは思えない堂々たるピッチングに報徳学園打線も手を焼いた。

ただ両チームともスイングは鋭く、序盤から鋭い当たりが飛んでいた。特に報徳学園の各打者は芯に当てる技術が高く、新基準バットでも強い打球を飛ばしていた。

堅守も光り、非常に引き締まったレベルの高い一戦で、序盤3回を終えた時のメモでは「3点勝負」との見立て。

その後愛工大名電が一点を先行するも、報徳学園が終盤に追いつき、延長タイブレークへと突入した。

地元兵庫ということもあって報徳学園への声援は凄まじく、2016年の東邦ー八戸学院光星の逆転サヨナラ劇に似た雰囲気が球場を包んでいた。

報徳押せ押せムードの中延長10回に愛工大名電が一点をリードするも、その裏大声援の後押しを受けた報徳学園が二点を取って逆転サヨナラ。

今朝丸の後を受けたエースでキャプテンの間木も驚くようなボールはないが、粘投を見せ勝利を呼び込んだ。


スコアは3-2

またしても予想が的中した。恐ろしい…いや、嬉しい。

無事勝利を納めた報徳学園だが、7回ワンアウト一塁の場面では八番打者がエンドランのサインで二度ファウルの後三振を喫するなど、勝負どころでの作戦がはまらず。
その後相手のミスとポテンヒットで同点に追いついたものの、結果オーライ。
このような試合運びでは勝ち上がるのは厳しくなる。

ただ、投手力は大会屈指で、初戦に難敵愛工大名電の伊東投手だったことを加味すれば、次戦以降勢いに乗った打線が活発になり、一気に頂点まで駆け上がる可能性は十分考えられる。

個人的な優勝候補は広陵、報徳、健大高崎。


最後に、異例なほど極寒の甲子園だが、トイレに行くと便座が温かく何だがほっこりしたことを書き留めておく。

はあ、楽しかった!
甲子園カレーも2回食べちゃいまして。



来週も行けたらいいな。