＊ アラブ赤軍・重信房子
日本の同志、友人たち
革命の松明が、この集会に結集したすべての同志、友人たちの炎となって、燃えつづけているのを、遠い戦場から確信する時、私の革命の情熱は、更に赤く、更に深く、日本の同志たちと一体に燃え続けています。
隊伍を整え、共に進もう。帝国主義者をこの炎の中にたたき込み、焼きつくし、我々の広野を打ち開こう。
パレスチナ革命に敵対する帝国主義者、シオニストのテロルが、テルアビブ闘争後、PFLPの同志を殺害し、傷つけている。我々は、帝国主義者に教しえてやらなければならない。次は、お前たちの番だと。敵のテロルは、我々の隊伍を益々強化し、我々の革命を養っているだけだということを幾度でも、武装闘争で答えてやる。革命闘争は、勝利まで決して消滅しないし、革命戦争は、世界の姿を一つにつなぐ唯一の術である。パレスチナの同志たちは、赤軍三戦士の闘いの隊伍となって深く、スクラムを組んで進撃している。
共通の敵に向かって、我々が遠い戦場から進撃する時、革命の松明を高々とかかげた日本の同志たちが、我々と同じ様に立ち、世界の戦場を一つに結ぶために進撃するのがみえる。我々の敵は一つだし、我々の味方は団結しつつある。
日本の同志たち、友人たちがそうである様に、我々も、困難を闘いのエネルギーと化し、共に進むことをちかう。私はいつも、ここに居るし、あなたたちは、いつも私のとなりに居る。私は革命戦争の一戦士であることの幸福と栄誉をはっきりと知ったし、次に向かって進んでいるはちきれそうな情熱をこの集会に結集したすべての同志たちにわかち合ってほしいと思う。
三戦士の英雄的な闘いが、世界の味方をうち固めつつあり、三戦士の英雄的な闘いが、パレスチナフェダイーンの道しるべとなって、赤々と燃えている。日本の同志たちに限りない求愛と、限りない挑戦を込めて、旅立った三戦士の意志を深く継承し、共に歩き続けよう。
日本の同志、友人たちよ！
八月十六日集会にむけて 遠い戦場より
＊この文は１９７２年８月に行われた赤軍支援集会に送られたメッセージである。
