紆余曲折を経て、今私はここにいる。およそ二十年近く

常用していた薬品と決別してからもうすぐ百日。

検査のためだけに通っていた医院。

検査の結果に一喜一憂する生活。

病気とは言えないぐらいの体調の不具合を 自分でどう

にかしようとせず 専門家に言わば 丸投げしていた。

 

自分の健康を百パーセント誰かにゆだねることが正しい

選択かなんて ちょっと考えればわかるはずなのに。

いや考えることが全くなかったわけではない が、真剣

に考えることはなかった。たとえ考えたとしても 行動

を、生活を、本気で変えることはしなかった。

転機は去年の夏。あることがきっかけだった。

いつもとは違う身体に感じた不具合や、二度にわたる発

熱で身体が SOS を出していた。

今までと同じ生活をしていたら、たとえ大病が急に襲っ

て来ないとしても、徐々に、しかも加速しながら 身体

は弱っていくにちがいない. ただでさえ高齢なのだから。

 

熟慮した結果 私がとった方法とは、今まで頼っていた

ほとんどすべてのものからいったん離れてみる という

決断だった。言わば 引き算健康法 に大きく方向を転

換したということ。

 

 

その後はというと、何か不具合が起きることなく過ごし

ている。

 

 以前と何が違うかというと、それまで摂っていたもの

 の代わりに摂り入れたものや新しくとりいれたことは 

 おおよそ以下の通り。

 

  ①身体に摂り入れるものはできるだけ 自然由来の

   ものにしている

  ②一日のうち 一食目は固形物ではなく、飲むもの

   だけにしている

  (よもぎ茶・具を入れないみそスープ・コーヒー)

  ➂苦手だった玄米も少しずつとり入れている

  ➃発酵食品を摂り入れている

  ★玄米甘酒をコップに半分ほど飲んでいる(原液)

  (玄米甘酒の作り方は動画で勉強した。私が参考に

      したのはヨーグルトメーカーを使う方法)

  ★ぬか漬けや納豆を食べている(ぬかづけは手製)

  ➄しいたけや昆布を摂っている

  (みそ汁を作るとき出汁として毎日摂っている)

                    ことなど。

  

 

もちろん、私がやっていることが万人にあてはまると

は限らない。ただ私に関して言えば、薬品や健康を補

助する食品などをほとんど摂らなくなってから 身体

が軽くなった気がする。

 

余計なものを摂らず 内臓を休ませること は身体に

とってとても大事なことというのが 今の私が痛感し

ていることだ。