今にも話しかけてくるかのような 熊のぬいぐるみ

   かわいいですね。

   

   生き物ではないとわかっていても 愛らしいという感情が動くのは

   なぜ?

 

   認知症にかかった人に おしゃべりする AI の人形を使って 気持

   ちを穏やかに保ったり病の進行を遅らせたりする取り組みが 行わ

   れているという。

 

   

   ペットとして動物を飼っている人はたくさんいる。

   ねこや犬の動画を見ることで癒されている人は その比ではないだ

   ろう。

   

 

   人は誰でも癒されたい生き物なのだろうか。

 

   かくいう私の部屋にも 動物のぬいぐるみや人形が置いてある。

   この年齢なので 買ったのは時々なのだが 結構な数になってしま

   った。

   古くなったからといって捨てる気にはなれない。

   目や耳や口などがある段階で 私にとってはもはや もの ではな

   くなっている。

 

   今でも たまたま行ったお店でかわいらしい縫いぐるみを見つける

   と手元に置きたくなる。

   

   今日はドラッグストアに用事があったのだが その隣にある店に可

   愛いペンギンのぬいぐるみをみつけ、孫が欲しいと言ったらあげれ

   ばいい と変な言い訳を考えながら 買ってしまった。

 

   ぬいぐるみをそばに置きたいというこの感情は 少なくとも私に関

   して言えば どうやら年齢は関係ないように思える。