かもすぞ☆高垣酒造の会(へべれけ実録編③) 20120519 | 呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

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20120519



【命名編】


呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

「今日はピンクや赤いのないからねぇ~。緑色の液体で我慢ねぇ~」
「ちょっと何でこのコ、いつも汚れ役させるんよ?!」
「違うよ~可愛がっているんだよ~。ねぇ~え、かっぱたーん」
「かっぱたん?」
「かっぱたーん」


持ち込みの親(ねこP課長)より、命名されました。


かっぱ徳利:『かっぱたん』。



☆ ☆ ☆



【20:15~…】


呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

持寄りのお酒『泡々酒』。
別名:女性くどきの酒は、薄い乳白色で微発砲のスパークリング。
ヨーグルトのような香りに、ほんのり乳酸菌のような甘味が愛らしい一本。

仕事帰りで参加したアデージョ姉さまも、この一本から乾杯。
あまりの呑みやすさととろける口当たりに、一目惚れのご様子。

恐るべし、女性くどきの酒。
(※アルコール度数は6%。お酒の弱い方でも楽しめる可愛い日本酒でございます)



【呑んだくれの記憶編】



①食事で好印象を持つ行動:魚編

呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

「お待たせ致しました、小鯛の酒粕蒸しでございます。今回の酒粕は、里の花のものを使用しております」
「贅沢―♪♪」
「おおーっ!!」
「すげぇーっ!!」
「ではこちらになります。可愛い4匹、綺麗に食べてくださいね」


「「「「…………」」」」」


「何故黙る」


――数分後


「あれ?小鯛ちゃん達の骨がない?」
「結局、4匹全部取ってまーす」
「お上手ですわ」



②食事で好印象を持つ行動:焼肉編


「鉄板焼き出しまーす」
「肉だ肉ーっ!!」
「これ何ですか?」
「『豚のおっぱい』」
「へ?」
「どんどん焼いていきましょう―」


―――数分後


呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

「――こっちの肉焼けましたよ。お皿くださーい」
「鶏肉食べたいです!!」
「おっぱいちょうだい!!」
「熱くないですか?代わりましょうか?」
「大丈夫ですよ、はいお皿」
「素晴らしい焼肉奉行だ」
「たくましい」



③食事で好印象を持つ行動:食事編


「いやぁ~っ、旨いっすねぇ―」
「料理も旨いし酒も旨い!!」
「こっちにも一本もらえますか?」
「はーい」

「板長板長―」
「んぁ?」
「今日も美味しい―♪」

「菊姫(追加:先ず一杯)美味いっスねぇー♪」
「でしょ~?」


意外なところで人は見ているものです。



高垣酒造場の縦呑みが終わった後、流れはいつもの呑み会パートと同じように。

高垣酒造シリーズは、KUさまのかんすけちゃん(酒燗器)により冷ややお燗へと。
酒豪揃いのこともあり、ねこP課長が会場に仕込んでいた在庫品、『菊姫 先ず一杯』も開けることに。
鉄板焼きの熱気溢れる中、一口で食べきれない大きな肉にかぶりつき、お燗された美酒を頂戴致しました。

………一度、ししとうの呪いを受けましたが。


ほろ酔い加減で席をぶらぶら。
初参加さまの席に鎮座して、バンドチームさまの席で絡んだりと、年増の座敷童がお猪口を持って放浪。
お燗同盟の間に嵌ろうと思いましたが、邪魔してはいけないとぶらり。
天使ヘアさまの腹部を再度狙おうと思いましたが、今回は珍しく自重でぶらり。
そして最終的には、左に渋ダンディさま・右に大柄ダンディさまをはべらす特等席に治まりました。


「……何か、お父と呑んでる感じですね」
「へ?」
「はい、ほっこりして安心します」
「……父親としては、こうして呑める娘は嬉しいものだよ」
「そうなんですか?」
「そうだよー。だって呑めると楽しいし」
「ふぅーむ」


父が東北出身だからという訳か分かりませんが、飲酒歴は長い私です。
父と会ってはお猪口でくいくいと呑みますが、確かに楽しいです。
特別お喋りするでもなく、ただ一緒に美味しいものを突きながらお猪口を交わす時間。
テーブル越しにや横でにっこりと微笑んでくれる顔は、いつでも安心します。


「……同じ顔なんですよね」
「ん?」
「私とお父さん」
「お父さん似なの?」
「ほぼ100%親子と分かります」
「へぇ~え。だいたい娘ってお父さん嫌いになるよ」
「そうなんですか?」
「そうだよ。特に思春期はね」
「へぇ~っ」
「……YOU☆さん、なかった?」
「多分…。でも嫌いではないですよ、なして?」
「ううん、良いことだよ」


ファザコンではございません。
ご了承ください。



「はいはーい、豚肉の煮びたしでーす!!」
「おおーっ、肉だー!!」
「ねこP課長作??」
「そうだよー」
「すげえぇー!!」
「半生があったらごめんね」
「ヲイ」


でもこの豚肉の煮びたし。美味しかったです。
スライスきゅうりも添えられて、サッパリ仕立てでございました。


呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

締めは、鶏飯。
奄美大島形式というので、白飯に鶏ガラスープに、各々茹で鶏、錦糸玉子、きゅうりの浅漬け、生姜の甘酢漬けのみじん切りをトッピングしていくもの。
言わば、お茶漬けに近いものです。

私もこの形式は初めてでしたが、酒舌になった舌に優しい味わいで、ついついおかわりがしたくなるもの。
自分で添え物を選べる楽しさと、サラサラ食べられるところが嬉しいものです。
いつもながら、胃袋をがっつりと掴まれました。
ごちそうさまです、板長。



「はい、デザートのダブルシュークリームでーす」
「アデージョ姉さま、ありがとうございまーす」
「皆さま食べられますか?」
「別腹別腹~♪」


ねこP課長のリクエストにより、デザートはダブルシュークリーム(大)。
鶏飯で思いっきり膨れた胃袋に、それを入れる隙間があるかどうか不安でしたが、皆さま躊躇なく袋を開ける様子。
うんうんと頷きながらお召し上がりになる様子に、買ってきて良かったですね~っと和みムード。

と思っていたら、横にいたアデージョ姉さまが両手で顔を覆って後退。


「どうしました?」
「うぅん……大丈夫」
「?」
「あんまりにも、可愛くて……」
「??」
「シュークリームほおばるの……すっごく可愛い…」


一端の成人男性陣がダブルシュークリームを頬張る姿。
それがアデージョ姉さまのツボに嵌ったご様子。


カウンターキッチンから眺めると、ああ―なるほど。
もぎゅもぎゅと頬張る姿は、何処とな―く微笑ましいものでした。

ごちそうさまです。



☆ ☆ ☆



以上、高垣酒造の会を終了致しました。

現在も先代の酒を目指して、酒造りを続けている現杜氏の高垣任世さん。
龍神丸ファンとしては、龍神丸の復活を今か今かとお待ちでしょう。

それと合わせて、里の花がもっと皆さまの口に運ばれば、と思います。


「この地、ふる里で花のように咲き続けたい」


その願いのこもったこのお酒は、どんなに離れていても心を温かいふる里に戻してくれます。
もし機会がございましたら、ご賞味くださいませ。


主催者のKIさま。
ご参加頂いた皆さま。
場を盛り上げてくれたスタッフ一同。
そして、美味しい銘酒を造ってくださった高垣酒造場さま。

ありがとうございました。



◆ ◆ ◆



【可愛いお姉さんは好きですか】



大好きです。








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