Fコードは「壁」ではなく、「扉」である。 | ライブで観客の心を掴む演奏をするのに、ギターの教本は必要ありません ~楽譜が読めない歌うたいのブログ~

ライブで観客の心を掴む演奏をするのに、ギターの教本は必要ありません ~楽譜が読めない歌うたいのブログ~

ギターがなかなか上達しない方の為に、専門的な知識を要しない独自の練習法を伝授します。

どうも、Yuudaiです。



前回出したちょっとした宿題は、実践して頂けたでしょうか?


A~Gの基本的なギターコードの内、「A」、「C」、「E」の3つを覚えてくださいと、僕は言いました。


   


また、僕はこうも言いました。



この3つを覚えておけば、

思い通りのメロディが弾けると。


当然のことですが、ギターのコードには法則があります。


上でコードを押さえる指の位置を示している図をTAB譜といい、その下に記されている数字はギターの指板の区切り(フレット)を表しています。


ギターのコードは、フレットが右の方(ギターのボディへ近付いてゆく方向)へ移動するに連れて、音が高くなってゆきます。


たとえば、Eのコードが一つ右へずれた場合、空いている左側のフレットを人差し指でベタッと押さえることで、上図でいうところの一番左に記されている太い線(ブリッジと呼ばれる白い部品)の役割を果たします。


すると、ギター初心者が「壁」と呼んで恐れるFコードとなります。



この、人差し指一本で全ての弦を抑えるという動作のコツがなかなか掴めなくて、ギターを弾くことを諦めてしまうという方が無数にいます。


しかし逆に言えば、これさえ出来れば他に怖いものがほとんど無くなります。


なので、あえて僕は言います。



Fコードは壁ではない

可能性を切り開く「扉」であると。



Fコード以外でも、仕組みはほとんど同じです。フレットの位置が1つずれるか、2つずれるかの違いしかありません。


Bコードの場合、2フレットを人差し指で押さえ、残りの指を使って4フレット上でAコードを押さえれば良い。


これをもう1つずらせばCコードにもなり、そこからまた2つずらし、5フレットを人差し指で押さえる形にすれば、Dコードになります。




同じように、Fコードを2つずらし、3フレットを人差し指で押さえれば、Gコードになります。



この法則を覚えてしまえば、全てのコードフォームを網羅することが出来ます。

また、1つのコードに対して3つほどのフォームがあるので、慣れてきた人は自分の押さえやすい形を覚えて、演奏に組み込んでみると良いでしょう。





さて、ここまで説明してきましたが、



人差し指で押さえるとこ

どーやってもちゃんと音が出ないんですけど!?



と、軽くキレそうになっている方もいるでしょう。



あなたの可能性の扉を開くため、僕なりに音が出やすい押さえ方というのをお教えさせて頂こうかと思います。


おそらく、Fコードなどを始めとしたバレーコードを押さえる際、人差し指の全体で押さえようとしている傾向にあるかと思います。


しかしこれでは、他の中、薬、小指に充分な力が加わらず、次にそれを意識すると、結果として全ての指に加わる力が弱くなり、音がうまく出ません(ビビるといいます)。


こうならないためには、人差し指ばかりを意識しないようなフォームを心がける必要があります。

どういうことかというと、人差し指全体で押さえるのではなく、親指へ近い方にあたる脇腹「だけ」を使って押さえるのです。



こうすることで、手の平全体へ力が分散され、全ての指へ均等に圧力をかけることが出来ます。



この一点さえ意識すれば、あとは慣れです。

繰り返し音を鳴らして、感覚を掴んでください。





次回は、右手のストローク、リズム取りについて紹介しようと思います。



最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

引き続きこのブログから、ギターのテクニックを最短経路で身に付けて頂ければ幸いです。


では($・・)/~~~