in 京浜東北線

目の前の若者が音楽を聴いている
イヤフォンの片方を耳にはめ
片方をぶらっと下に垂らしており
音量が半端なく大きいため
俺が聴いてる音楽を皆に聴かせるかのごとく
音漏れが激しい

片手をポケットに突っ込んで

俺 イケテル

な空気を全面に押し出している

若いっていいなぁ




高校を出たばかりの冬

真冬だと言うのに
お気に入りの薄ーいTOMMYのジャンパーを着て
リュックの手の片側だけを肩から外し
スニーカーの踵を踏みつけて街を歩いていたあの日の私
(しかも裸足だった気がする)

一緒に居た男友達に

『靴ちゃんと履かないの?』

って聞かれて

『うん、大丈夫』

て答えたあの日

B系に憧れていたあの頃
全然大丈夫じゃない

今思い出しても顔から火が出そうなほど恥ずかしい


大音量で音漏れさせてる彼を見た今日の私のように
あの頃の私は大人の目に微笑ましく映っただろうか




-y(´Д`)。o0○ 黒歴史part1でした


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