給食といえばコッペパンと牛乳でした。

いまもそうないようですが。

私は何の疑問もなく給食に出るパンを食べていましたが、そこには壮大な計画が!

 

明治時代にはすでにパンを食べることもありましたが、学校の給食がパンメインになったのは戦後。

日本は古来より米食でしたが、戦争で敗北し連合国軍の占領下におかれる。

学校給食は昭和22年より再開されましたが、当時の日本は物資が乏しく、すべての学校にコメを供給できることは

困難な状況でした。

 

いっぽう連合国軍の代表?であるアメリカでは小麦が余剰気味であり、定期的に消費が見込める学校給食に小麦(からなる食料)を組み入れたと。なるほど。

 

また、アメリカは日本に対し穀物を安く、もしくは援助として提供したそうです。

敗戦国の復興のために一肌脱ぐ。アメリカ兄さんかっけー!

と言いたいところですが、アメリカにはアメリカの思惑があった。

 

第二次世界大戦終結時、というか戦争中からすでに資本主義と社会主義は対立の兆しがあり、

帝国主義が崩壊したのち、はやくも次の覇権争いが勃発。

アメリカさんは当時のソ連など社会主義勢力から資本主義を守る極東の拠点としての役割を日本に求め、日本の国力復活を望んだと。

結果として朝鮮戦争の際、不謹慎ではありますが戦争特需が発生し、日本は急速に国力を付け、アメリカさんの目的はある程度果たせたこととなります。

 

コッペパン食べたくなってきた。