苦は人間の特典 

 

3/9の言葉

 

鈴木大拙一日一言より文面を拝借

 

人間は苦しむようにできていて、

その苦の故に苦を脱離するとも

克服するともいえるのですから、

苦を避けるのは人間らしくないということになります。

苦しみ能うということが人間の特典であるとすれば、

十分にこれを味わって行くべきものと思います。

これができぬとなると、

人間は自分の特権を棄てるということになります。

 

『仏教の大意』

 

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苦楽を共にするという言葉が有りますが

苦だけでは潰れますし

楽だけではそれは普通という事になります

苦があり楽があり比較してこそ

その価値判断が出来ると

 

苦を特権と理解するのは

わたしには少し分かりにくくって

あの時に苦しかった事を

カタパルトとして脱離出来た喜びに浸りたいと思うのですよね

 

(私)