トピーって。

 

痒いのですよね。

 

とにかく、痒いのですよね。

 

だから、息子は2歳くらいの頃から

よく肌をかいていました。

 

その、かく姿をみて

わたしは苦しくなっていました。

 

例のごとく

息子が大変そうだから

ではありません。

 

わたしが、息子に責められているように感じて

わたしが、辛かったんです。

 

 

ただただ、かゆいから

かいてるのに

 

「お前のせいで、こんなにかゆいんだ!」

 

とか

 

「あんたが、ダメ人間だから

こんな目に遭うんだよ!しね!」

 

とか

 

「ほんと、ロクでもない母親だよね、、

あぁ、うざったい人」

 

とか。

 

そんなことを、言われているような

気がして、辛かったのです。

 

 

そんなことを言われているような

気がしていたら、

そりゃぁ、しんどくて決まってますね。

 

 

あたり前だけど、

息子はそんなことは

まったく思っていないわけで

 

わたしの気のせいなのだから。

 

 

気のせいだって

わかっていながら

 

でも、

そう言われているようにしか

思えない自分、

 

そう言われている気がして

苦しくなる自分に

ものすごく嫌気がさしました。

 

 

気のせいだと

わかっているのに

 

どうすることもできない自分が

ほんとうに、嫌いでした。

 

 

「わたしって、ほんとうに

ものすごく、くるってるんだなぁ、、」

と、思っておしまい。

 

自分を嫌いになるところが

いつもの着地点。

 

 

息子が、かゆくてかいている。

 

その姿に

心を痛めないではないです。

 

でも、それ以上に、

責められて苦しい、とか

しんだ方がいいんだ、とか

母親失格なんだ、とか

 

まったく関係ない思いや感情で

いっぱいいっぱい。

 

 

子どもは目の前にいて

それでも、とっても遠く感じる毎日で

 

その先、その先、その先。

 

その先に進まなければ

こんなくるった人生

納得がいくわけがなかったですね。

 

子どもがいると

自分がどれほど壊れてしまったか

くるってしまっているか

痛感をするので

 

とってもしんどく感じます。

 

でも、そのしんどさこそ、

自分に戻るきっかけを

毎日毎日与えられているのです。