仮初の夢でもないよりはましさ

 

カッコいい曲です。
音楽的には、何と言うのでしょうか?ブルース?ロック?
(↑知識乏しく、音楽を表現しきれるスキルがないのがもどかしい)
野太く、力強く、それでいて哀愁のある調べに乗せて、
サムライたる男の生き様、死に様が語られます。
歌詞はどこを切り取っても粋で、カッコ良く、心に響きます。

 

 

 30周年のオールタイムベストアルバムを入手し、
初めて知りえた「今宵の月のように」とは違うエレカシ。
その後、さらに多くのウタと出合い、
エレカシの幅の広さ、奥深さを知ることになるのですが、
その最初がこの曲だったと思います。

若い頃のエレカシには、
うろうろ、まごまごしていると張っ倒されるような激しさがあるけれど、
中年になった宮本さんから生まれた、この詩はやさしい。
 

「仮初の夢でもないよりはましさ」
こう言ってもらえたことで、取りあえずでも、
前へ踏み出す勇気をもらいました。

 いずれ敗れ行こうとも、理想を背に、本気で戦って、
信じ合えるひとと涙を流し合う人生のほうが、
月もきれいに見えるし、お陽さまの下、街も輝いて見えるさ。
たとえ世間からズレていたって、そのほうがましだろ?


そんな風にうたってくれる宮本さんが大好きです。

「のぼうの城」見なくっちゃ。

 

Discography(初出)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2012/10/31  44th シングル ズレてる方がいい

 

2015/11/18  22ndアルバム(ズレてる方がいい収録)

 

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