こんにちは。
今更ですが、令和を迎えましたね
平成から令和へ、皆さんどうお過ごしでしたか?
私は以前の職場の人に会ってきました。
だいぶ元気になった姿を心から喜んでくれる人達に、迷惑をかけた事を謝り、感謝の気持ちを伝えてきました。
その人達は私が仕事に行けなくなった時、会社の上司に「もう一切連絡を取らないように」と言われたと、
こっそりメールをくれていました。
あの時、異動を言い渡され
私の中の希望がガラガラと崩れ落ち、
絶望しか感じられませんでした。
あの時は緊張する事も、締め付けて血流が悪くなるような事も体調が悪化するので恐怖でした。
髪を結ぶ事、下着を着ける事、ヒールを履く事、階段を降りる事、全てが怖かった。
仕事に行けなくなる事が最も恐ろしくて、異動する事で、緊張から更に体調が悪化して会社に迷惑をかけるのが恐怖でしかありませんでした。
そんな体調の事も相談していたのですが、ただの甘えだと思われていたみたいです。
同じパフォーマンスが出来ないのなら異動して貰うと言われ、必死に普段と同じ様に頑張ったのですが、まあ当然無理でした。
結果、異動を言い渡さられ、
頭では「会社だから、個人の希望が通らないのは仕方ない」と納得しようとしたものの、翌日起き上がれなくなっていました。
その状態になってやっと、「これは精神的なものが原因の病気なんだ」と負けを認めたというか、諦めに似たようなものがありました。
その時にはかなり鬱が進行していたと思います。
仕事に行けなくなった事でより一層落ち込み、しばらくは廃人の様な状態でした。
お風呂にも入れず、何かを考えると酷い頭痛と首のハリ、めまいや動悸に襲われるので、考える事が凄く苦痛でしたし、考えると仕事の事ばかり考えてしまい自己嫌悪で眠れなくて本当に辛かった…。
音楽も本もテレビも受け付けず、暗闇や目を閉じるだけでも考えようとしてしまい、あらゆる事が苦痛でした。
鬱が良くなるまでは一日が物凄く長く、何も考えないようにただひたすら「どうぶつの森」で魚を釣っていました(笑)
そんな鬱の真っ只中でも職場に迷惑をかけた事を連絡しましたが、誰一人返信がなく、何日か後に置いてあった私物が無言で送られてきました。
とてもキツかったです。
迷惑をかけた私が悪いんですが、鬱の時の罪悪感や孤独感、自己嫌悪がより一層酷くなり
もう消えてしまいたいと何度も思いました。
これを思い出すと未だに頭痛や首がしんどくなりますね(笑)
ただ、連絡を止められていたのにも関わらず、わざわざ心配してメールをくれた職場の人達に救われました。
私はずっと理解してもらえない事が辛くて、何故こんな病気になってしまったのか、
そればかりをずっと考えていました。
でもあるときに、理解しようとする事はとてもエネルギーがいる事で、他人にわざわざそんなエネルギー使わないよなって思ったんです。
わかってもらえなくて当たり前だと思ったら、こっちも相手の事が大してわかってないなって事に気づいて楽になりました。
そして、心配してくれた職場の人達の存在がとても有難くて、そういう人達を大切にしようと心から思いました。
職場の人に会った時、仲良くしていたつもりの人が私がいなくなってスッキリした!と言っていた事を聞きました。
少し凹んだけど、その人とは所詮そんなものだったんだなと思えました。
何故病気になったのか考える事も、原因はいくらでもあるし、いくら考えても仕方ない。
私がなるのだから誰がなってもおかしくない、他の色々な病気と一緒なんだと思えるようになったら、かなり前向きになれました。
大切な人、自分をもっと大事にすること。
今は私にとって、本当に大事なものを見極める期間として必要だったのかなと思っています。
こんな感じで、最近は病気になった事で人生の断捨離が出来たとプラスに考えられる様になりました。
迷惑をかけ、心配してくれた職場の人達に元気な姿でお詫びをする事で、気持ち的な大掃除が済み令和は新しい気持ちで迎えられました
上皇さま、上皇号さまは本当に長い間、私達の為に代わりのいない激務をこなされてきたことを思うと、尊敬と感謝の念でいっぱいになります。
好きな事もやりたい仕事も選べず、決して間違った事はしても言ってもいけないなんて
天皇陛下は生まれながらにして、世の中で一番大変なお仕事ですよね。
それに比べたら私はなんて楽で自由なんでしょうか。
平成を戦争のない平和に導いて下さったお二人と、これから令和を導いて下さる天皇皇后両陛下に感謝して
令和が皆さんにとっても良い時代になりますように。