夜のカフェテリアって画がある。
そういや、どうして「画」なんだろ。
「絵」との違いってなんなんだろう・・・
んで、
夜のカフェテリアって画が初めて好きになった画なんだよね。
どうして好きになったのかは覚えてない。
なんとなくだ。多分。
色とか雰囲気とか、右と左のなんか奥行き感とか、
今更理由を挙げようとなんてするとたくさん出てくるだろう。
一個だけなんか思い出がある。
たまたまゴッホが好きな美大生と話をする機会があった。
その子は、その子も夜のカフェテリアが好きで、
その好きな理由を語ってくれたものの一つに、
「カチャカチャとナイフとフォークがお皿にあたる音とか、
アパートの住民が寝静まってる寝息が聞こえそう」
と教えてくれたのだ!!!!
これ当時、すっっっっっごくびっくりしたんだよね。
すっっっっっっっっごく、本当にすっごくびっくりしたんだよね…
なんでそんなにびっくりしたかというと、
「そんなこと言っちゃいけない」と思っていたからだ。
画から音が聞こえるような気がするなんて、
思っていても言ってしまってはいけないと思っていた。
そんな頭のおかしい人発言、してはいけないと考えていた。
そんなこと言ってしまうと
変な人扱い受ける、
嫌われる、
遠巻きにされる、
そんなことを考えていた。
彼女は惜しげもなく教えてくれた。
ここのこのポイントが私のゴッホの好きなところなんです!と。
すごかった。そんなこと言っていいんだ…って驚きだった。
きっと美大生同士でそういう会話も行われている環境にいたから彼女は言えたんだろうとは理解できる。
けど、単純に、そんなこと言えちゃうのがうらやましく思ってたんだ。
私はと言えば、
なんとなく音が聞こえるような、そんな感じはしてたけど、
そこで止めていた。
理由はさっき言った通り。
頭おかしいと思われたくなかったから。
それに、美術が好きなんて、なんか格好つけてるみたいで、なんか引かれるかなって思ってたんだ。
それも好きなものを好きだと言えなかった理由かもな。
そういうことで、好きの理由を言語化するまでには至っていなく、
彼女とのコミュニケーションで初めて言語化できた。
そんな理由もあって『夜のカフェテリア』好きなのかな。
あの時、すっげぇ驚いたけど、
中々語れる機会なんてないから、すっげぇ楽しかったな。