癌って

かつてほど大病ではなくなっているとは思う。

 

その理由は

手術技術の向上。

 

義理の父は

30年前に胃癌の手術をしている。

 

当時は入院期間は

1ヶ月半だったそう。

 

今の癌手術は

数日で退院なんてこともある。

 

それくらい外科は変わってきている。

 

ただ変わってきているからこそ

バラつきがあるのも事実だと思う。

 

癌って診断されてから治療にあたり

5人のお医者さんに診てもらった。

 

驚いたことに

ステージの診断

癌の症状からの治療方法は

それぞれ全く違っていた。

 

え?

 

そんなに違うの??

 

って思うかもしれないけれど

 

違う。

 

診断や治療方針も違えば

 

それに派生する

検査の仕方や種類や数

手術や検査、術後の説明

 

当たり前だけど

手術方法も

 

実はすごく違う。

 

 

 

 

私たちは

癌という未知で怖いと思っているものに対して

ものすごく医者にお任せしがちなんだと思う。

 

 

 

 

でも正直

癌になると

自分も周りもパニックで

動揺した中で決めなければいけないことが多く

さらに早く手術した方が良いという焦りもあり

 

 

 

冷静に判断

 

が恐ろしく難しい。

 

 

 

 

だけど

なんか変だな

このままで大丈夫かな

と思ったら

 

絶対に立ち止まった方がいい。

 

 

 

 

立ち止まる一番のデメリットは

手術の時期が遅くなること。

 

実際私も転院したことで

1ヶ月くらい手術が遅くなり

癌が進んだ気がした。

 

 

 

 

 

 

でも

病院と医者を変えて

本当に良かった!

と心底思っている。

 

 

 

 

 

 

手術前の検査が

とても雑な形で行われた。

 

大腸カメラをしたのだけど

個人病院でした時に麻酔をしたけれど痛みから検査を完遂できなかった。

 

そのため地域病院の検査では

麻酔なしで行うことになった。

 

麻酔して痛いのに

全く痛み止めなしで検査は

頑張ればどうにかなる問題ではなく。

 

結局

途中で痛みとめを使った。

 

なぜ最初から痛み止めを使わなかったのか

謎。

 

しかもこの検査の前に大量の下剤を飲むのだが

多分体力も落ち大腸もつまり始めていた(レントゲンで把握済)ので

結局痛みと逆流と詰まりで救急車で病院に行くことになった。

 

 

 

 

先生達が

頑張っているのはわかる。

 

 

 

 

癌っていう人間の意識の重たいものが乗っかり

さらに人が過密になって押し寄せることで

お医者さん自身を守ることで精一杯になっているのではないかと思う。

 

 

 

でも

だからこそ

患者は自分で医者を選ばなくてはダメで。

 

 

 

 

最初の地域病院のお医者さんの指示に従っていたら

私は今頃

付けなくても良かった人工肛門をつけて生活をしている可能性が高い。

 

 

 

 

マニュアル通りに

手術前までは仕事と言われて

無理をしていた可能性が高い。

 

 

転院という時間が空いて

仕事を休んだおかげで

大腸の状態が良くなり

人口肛門はせずに済んだから。

 

 

他にも

転院したら抗がん剤治療になっても

戻ってこれないと言われた。

 

 

転院先で言われたことを伝えたら

驚かれた。

 

 

 

それくらい

現場は大変なんだとは思う。

 

ただ

自分のことはお任せにしちゃダメで

ちゃんと自分が選ぶことが大切だと思う。