こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。

本日はファーストフードと肥満の相関関係について説明しましょう。



ファーストフードの代表的な食べ物はハンバーガーにピザやフライドチキンなどが挙げられます。

ハッピースマイルを提唱しているハンバーガーショップなどはハンバーガーやポテト、そして炭酸飲料というのが定番のメニューになっています。


ハンバーガーとポテトには多くの脂肪や糖質が含まれています。

脂肪は体内で分解されて血液中の遊離脂肪酸濃度を上昇させます。


遊離脂肪酸とは中性脂肪が分解されて血液中に遊離している脂肪のことです。


そして血液中の遊離脂肪酸は脳の摂食中枢を刺激するので食欲を増してしまいます。


脂肪自体が高カロリーであるのに加えて摂取量が増えてしまい肥満になりやすくなります。


また多くの糖質も含まれています。


糖質は過剰に摂取してしまうと脂肪細胞内でグルコースがグリセロールに変換されてグリセロールは3個の脂肪分子とくっついてトリグリセロイドになり脂肪に変換されてしまいます。



さらにハンバーガーやピザなどのファーストフードは口当たりが柔らかく、よく噛んで食べる必要がなく必然的に食事時間が早くなります。



食事時間が早くなるとレプチンの働きが弱くなります。



レプチンは、インスリンの刺激を受けて作り出され、視床下部にある満腹中枢に作用して食欲を抑える働きがあります。


また、交感神経を活性化させて脂肪を燃やし、エネルギーの消費を促すことで肥満を抑制する働きもあります。


食事をすると血糖値が高まり、それによって刺激を受けた脂肪細胞からレプチンが分泌されます。

レプチンは、血流にのって脳の視床下部にあるレプチン受容体へ届き、満腹中枢を刺激します。


つまり、ゆっくり食べて、レプチンをうまく働かせられると下記のようなメリットがあります。

満腹感を得やすくなる

食べる量を減らしてエネルギーが取り込まれるのを抑制できる

エネルギーの過剰な蓄積を防ぐことも可能になる。


レプチンが視床下部に伝わるのは食事をはじめてからおよそ20〜30分後以降なので、食べるのが早いとレプチンが十分に伝わりません。


ファーストフードが肥満につながるのは脂質過多、糖質過多だけではなく上記の理由も大いにあります。



とはいえ、ファーストフードは今の時代において無くなることはない必要な存在です。

ファーストフードは手軽に食べられテイクアウトもできる便利な食べ物です。

時間が惜しい日本人にはドストライクなフードです。


「今日はマクドよ」


と言えば9割の子供たちが喜ぶ幸せなフードです。

嫌いではないかぎり食べないという選択は難しいですが食べる頻度を調整すれば全然食べてもいいと思っています。


週に1回くらいは大量のポテトやバーガー、ナゲットを胃にぶち込んでもその1食で肥満を引き起こす原因にはなりません。


普段の食事を摂生していれば週に1回、2回くらいのファーストフードは大丈夫です。


上手くつきあっていくという選択をしていきましょう。




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