こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。

本日は筋肉痛について説明しましょう。



トレーニーの間では筋肉痛がないトレーニングは効果がないという言葉がよく使われていました。



「筋肉痛が起こるまで追い込まなければ効果は得られない」


「筋肉痛が起こらないと筋トレの意味がない、やった気がしない」


「筋肉痛を起こさなければ筋肉は大きくならない」





筋肉痛を起こさないと筋肉は成長しないんでしょうか?



筋肉が大きくなるメカニズムは大きく分けて2つの要因があります。




①物理的張力


筋肉に対して重いバーベルやダンベルを挙げたりなど、一定以上の大きさの負荷を加えることです。負荷刺激が加わることで筋肉から成長因子と呼ばれる物質が分泌され、筋肉を大きくする役割を持つ細胞(サテライト細胞)が働くことなどによって筋肉を合成する作用が高まります。




②代謝ストレス


筋トレによって筋肉内を酸素が欠乏した状態へと追い込むと成長ホルモンが多量に分泌されます。これが筋肉の合成を促進する作用をもたらします。



上記のことが筋肥大を起こす要因になります。


基本的には筋肉が大きくなる要因として筋肉痛が必ずしも関与しているわけではありません。

なぜなら筋肉痛は筋トレ以外でも発生するからです。



筋肉痛は慣れていない動きや負荷によって起こりやすいです。


そのため、普段あまり運動していない人に筋肉痛が出やすいというのは当然のことですが運動が習慣づくと、いつの間にか筋肉痛が出なくなっていたという人も多いです。


また、筋トレを毎日やっている人でも、いつもと違うトレーニングを行ったり、普段やっていないスポーツを行ったりすると筋肉痛は出やすいです。



これらの事を考えると決して筋肉痛=筋肥大という理由は決定的なものではありません。

筋肉痛がなくてもトレーニング中にそれなりに重い重量を扱ったり、トレーニングの各セット、レップ数をたくさんこなし疲労感を感じれば筋肥大をするための条件は成立しています。


トレーニング翌日などで筋肉痛がなくてもガッカリする必要はありません。

筋肉はしっかり成長してますから安心を笑






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