一周忌のお供えをいただいた方にお返しを送らせていただいたり、お年賀の品を親戚に送ったり、昨日は家から行っては帰り、また出かける一日でした。

 疲れたのでかなり早く就寝、最近ようやく6時間以上の睡眠が取れるようになった私です。

 それでも何故か4時間ほどで目が覚めて、しばらく法事にかかった費用などを記録に残しているうちにうとうと、明け方に見た夢は夫のびっくりするような行動障害の始まりの頃の夢でした。

【以下夢の中】

 入浴中の夫、浴室から「掃除機持って来て、」 疑う事なく掃除機を渡した時には夫は体を洗い中。(久しぶりに見るむぅさんのヌード)手渡した掃除機に接続するホースを渡そうとすると、いきなりむぅさんは掃除機を水洗い〜

「むぅさん、あかん、壊れるぅ〜」と叫んだ時に目が覚めました。


 ここまでの行動異常は実際にありませんでしたが、懐かしくなってスマホにメモしていた夫の闘病中の出来事を顧みた私。

 2015年から2021年までの6年間の夫のトンチンカンな行動に叫ぶ、怒る、泣く、諦める、クスッと笑う私。 

 2020年辺りから段々短期記憶が無くなり、オウム返しが多くなっていく夫。 

 鑑別診断に沿うような身体に起こる障害、そして新型コロナが流行りワクチン接種が出来ない私の為にデイ通所とショートが取れなくなり、とにかく入浴は施設が安全と、いきなり自宅から遠くの施設に入居になってしまった夫。

 「この流行が終わったら必ず帰って来れるから、」と話して頷きながら自宅を出て行く夫の後ろ姿を思い出して、法事の時にはこらえていた涙が流れてしまった今朝の私。

 施設入居の後はあっという間に病気は進行してしまって歩けなくなり、それまでミオクローヌスの発作はありましたが、初めての大きなてんかん発作が起こり嚥下ができなくなり、脳神経外科医の方の勧めでリハビリをして一旦回復してくれたものの、それでも誤嚥性肺炎を起こして施設から老健に(ここの老健が良くなかったと今は思う私です)そして胃ろうを勧められて、手術後の初めての投与中に吐血‥ 闘いきって旅立った夫をスマホのメモから呼び起こして‥、最後まで泣いていました。


 同じ若年性アルツハイマーの方でも緩やかに進行されていかれる方がいらっしゃる事をブログを拝見して、気づきの早さ、ご家族の力、検査を受ける勇気、医療の力、また介護のプロの方の力、周りの方々の優しさ、そしてご本人の力が合わさった何かではないか、と思う私です。


 夢の中の生き生きしていた、でもちょっと?、かなりトンチンカンな頃の夫。 次に私が夫に会える日には、もっと遡って元気な頃の夫に、否、まだ病気と闘い中の夫に会えたら、コロナのない制限のない世界で寄り添いたいと思いながら、スマホのメモアプリを閉じました。

 夫が私の元に戻ってきてくれた日、夫が此方の世界からいなくなってしまった年暮る日まで後数日です。