前提としまして

成年後見人等は

財産管理および身上保護をする人であって

事実行為(買い物、病院の送迎等)をする義務はありません。

 

とはいえ、

おひとりさまの場合、施設から洋服の購入等を頼まれれば、オンラインで買い物をすることもあります。

 

今日は頼まれてもいないし義務でもない

ある買い物をしました。

 

 

 

 

私が保佐人をやっているミーさん(仮名)

ご主人がいましたが先に亡くなり

お子様もいるけれど、私が保佐人になってます。

 

 

ご主人を亡くされて以来、あまり元気がなかったミーさん(仮名)

以前は本を持っていけば喜んでいたのですが

最近は読む気力もないとのこと。

 

 

そこでふと亡くなった私の祖母のことを思い出しました。

入院していた祖母に小さなぬいぐるみをプレゼントしたところ、とても喜んで撫でていたのです。

 

 

ぬいぐるみってどこに売っているのだろうと思いながら新宿の紀伊国屋書店で本を購入したら、同じビルの1階にサンリオショップが!

そこで外国人さんが手にとっていたぬいぐるみに釘付け。

 

「あらやだ、かわいいラブ

 

 

元気がないミーさん(仮名)にプレゼントしたら私の祖母のときのように喜んでくれるだろうか

それとも「こんな人形、バカにして」なんて

かえって気分を害することにならないだろうか…

 

期待半分不安半分でそのぬいぐるみを購入しました。

 

 

 

 

 



おそるおそる施設にいるミーさん(仮名)に渡すと

 

「まるで少女のように」という表現そのままに

「わぁ、かわいい!」と撫でてくれました。

 

そして

「私の家は貧しかったから、人形なんて買ってもらえなかった。

だからいつも人形の絵を描いていたの。

こんなかわいい人形をもらえる日が来るなんて思わなかった」

とおっしゃったあと

 

 

じーーーーっと人形を見て黙りこくるので

「あれ?何か気に入らないことでもあったかな」と思っていると、

 

 

「なんて名前にしよう…」

 

 

真剣にネーミングを考えるミーさん(仮名)、かわいい・・・。

 

プレゼントした甲斐があるってものです。

 

 

帰り際、施設の方に挨拶をすると

「ミーさん(仮名)はいつも私に

いろいろやってくれてありがとう

と何度も言ってくださるので、私もやりがいがあるんです」とおっしゃってました。

 

 

今日の話は義務でもないのにプレゼントした私エライ

という話ではなく

ミーさん(仮名)のように

「ありがとう」を惜しみなく言う人には

私や施設の人のように

何かをしてあげたくなるんですよね…。

 

何十年後の私が

少女のような笑顔でありがとうを言える

かわいいおばあちゃんになれるよう

今から「ありがとう」の練習しなくちゃニヤニヤ

 

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

司法書士ゆうさんが

何冊も死後の手続きの本を読んで作りました!

手元にあると便利な

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