あさ起きたとたん

おめめが

かゆくて


こんなおめめでは

どこへ遊びに行っても
目をかいて
泣いてしまうけん

らーびいず
おーばああああ

泣くな
おっちゃんだろおお

あたしのことわ
早く忘れてえええええ

その日から

どれくらい月日は
過ぎたのでしょう

あのこから連絡は
ぴたっとこなく
なりました

「つらいのは私のほう  」

「さよならは」
「言わないからね」

「待っていてね」


元気で
いてくれたのなら

もうすぐ還暦です

そっとしておくことが

最後に彼女に
してあげられたことでした

そして

あえなくなった
としつきは

あのこが残してくれた
忘れるための
時間でした

はあ

全国の恵まれない
おっちゃんたちと
心をひとつにして

今日も元気に
頑張ってこよう

いやだけど…

したっけまたねー