痛みに耐えてよく頑張った❗
感動した❗おめでとう❗

平成13年大相撲夏場所の千秋楽
優勝決定戦を制し優勝した貴乃花に
表彰式で時の総理大臣、小泉純一郎が
興奮を隠すことなく叫んだ
誰もが知ってる"感動的な"シーンだ


貴乃花は前日の取り組みで足を負傷し
千秋楽は無理だろうと言われていたが
ケガをおして強行出場した
対戦相手はあの"横綱 武藏丸"だ
案の定本割ではあっさりと負けてしまい
相星で優勝決定戦になる
膝の亜脱臼が回復することなんてない
むしろ悪化してるに違いないが
力士生命をかけた横綱決戦を制し
まさに気迫だけで勝ち取った優勝だった

一国の宰相と言えども体が震えるほどの
感動を覚えそのまま"あのフレーズ"が
思わず出てしまったのかもしれないが
それがまた観ていた全ての人々を
更に熱く感動させたことに違いない

小泉純一郎と言えば"劇場型政治"で有名で
分かりやすく"ワンフレーズ"で引き寄せて
"臨場感"で難しい政策を伝えていた
郵政民営化、拉致被害者を取り戻す
自民党をぶっ壊す……
役者やスタッフを揃えて明確に示し
オープンセットや短いセリフで惹き付ける

"感動"は近くに感じれば感じるほど
その度合いも大きくなる
"一杯のかけそば"だから感動する
純や蛍が食べてたのが"ラーメン"でなく
フレンチのフルコースなら感動しない

"貴乃花"の優勝決定戦でいえば
①貴乃花が前日に膝に大ケガをした
②千秋楽は欠場するだろうと思われた
③ケガをおして出場したが本割で負けた
④絶対絶命の状況になったが勝った
⑤土壇場で勝って優勝した
⑥そしてその取り組み相手が武蔵丸だった
そして
小泉純一郎のあの"フレーズ"となった
あえて言えば相手が大きな外国人力士で
横綱の武蔵丸だったというのが
観ていた日本人の心をアツくしたのだろう
感動は臨場感に左右され引き込まれ
胸をアツくさせ涙を流させる

もし小泉首相がダラダラとスピーチし
淡々と総理大臣杯を渡していたら
感動の場面は一気に冷めてしまっただろう
スピーチとはそういうものだ
お涙頂戴の不幸エピソードや
取ってつけたような夫婦愛や家族愛、
中身の薄い成功物語なんかじゃ
人は共感し感動するものではない
いか真に迫り惹き付けられるか

ただ"感動"は怖いもの
あまりに惹き付けられて共感し
感動してるとそれがやがて
"洗脳"に変わっていき
知らぬ間に"信者"となってしまう


朝ごはん


タヌキかき玉うどん
タヌキが"玉"掻いてるちゃいますよ


晩ごはん


チャプチェ
豚ロース、ピーマン、タマネギ、春先
ニンジン、タケノコ、キクラゲ

蕪の葉と油揚げ
蕪の葉の茎の部分と油揚げの炒めもの