深いハッピーエンドを感じさせる歌 ~ CANTICO | バラとオペラとチョコレート

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You Tube - Andrea Bocelli Cantico

アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocceli)のCANTICO(愛の歌)です。

曲のイメージは

素晴らしいエンディング

―…つまり、深いハッピーエンド、という感じ。


これは去年に、朝ウォーキングをしていた時、よく聴いていた曲でした。

もともと CANTO DELLA TERRA で気合を高めながら歩こうと思って
そっちを聴いているうちに、アルバム(SOGNO)のトラックが進んで、
突然「すごいいい曲!こんな曲があったの?!」と、
CANTICOを知ることになったのでした。

イントロは”幻想的な雰囲気”から始まります。

そして、管楽器が鳴り始めた頃には、どんどん雄大になって、
頭の中で広い草原と空が広がっていく感じ…。

サビからラストへの流れで、妙に泣けるんですよね~キラキラ

歩きながら、自分の感情のどこにこの曲の何が入り込んだんだろう?
と震えながら思っていました。


 Io saro sempre sulla tua scia(いつも君のあとをついていく)
 Non puoi fuggire(逃げることなんてできない)
 Perche sei mia(君は僕のものだから)

 Perche ti voglio(君が僕を求めているから)
 Perche mi vuoi(僕が君を求めているから)

 Un mondo si apre intorno a noi...(僕らの周りに世界が開ける)


…イタリア語はあまりなじみがないかもしれないのですけど、
たとえば↑この歌詞だと、

”ィオサ-ロ セ--ンプレ スッラ-トゥアシ--ア、
ノンプォイフッジ--レ ペルケ-セイミ--ア… "

…みたいな感じで、「-」この伸びる部分があってとてもリズミカルで、
なにか唱えているようにも聞えます。

泣ける理由のひとつは、この「言葉のリズム」かもしれませんね^^
 主観的なものかもしれませんが(笑)

それに、歌詞のところどころで「韻」をふんでいますので、
詩としても楽しめるんです♪

囁かれているようなあたたかい感じは、
ボチェッリの歌の腕前というしかないですね^^

さらに、この曲はサビ以外がマイナーコード(暗い感じ)で、
サビでメジャーコード(明るい感じ)に転じ、
”Un mondo...”の部分がとてもロマンティックなコードになっています。

そんな曲調で、聴いている方は無意識に
「闇から光へ」という感覚を得るのかもしれません。


不安や不信で前に進めなかった人も、最後には
平安と幸福感を感じて心から笑うことができる…、

独りで頑張ってきた人も、
誰かを信じ、側で身をゆだねることができるようになる…。

そんな感覚があって、

「深いハッピーエンド」をイメージできる曲でした。