先週部署内で二人同時にコロナ感染者が出て、そのリカバリーに奔走した。残るもう一人と上司二人は受付に対応をするというのが嫌なのか席を立っていることが多く、ワンオペになることも多かった。まあ、それは今まででも何度かあったが、それが数日続くとさすがに疲労も溜まる。
今週復帰したその人に謝られたものの、教えられてないことに対して「あれができてない」、「これはこうしなきゃいけない。そのできてない部分のフォローはあんたがやって(意訳)」と小言を言われたのに対し、「「やってくれてありがとう」くらい言えないの!?」と返しそうになるのを抑えたのは誉めてやりたい。人に期待するのは良くないし、私も昔ほど精神的に余裕がない。

さらに年明けから半年前に会社がやらかした重大ミスが再発して内も外も修羅場状態で上司の舌打ち(恐らく生来からの癖)やら社長の怒号やらで耐えきれなくなり、一昨日有給申請した。「休まれると困る」という、建前なのか本音なのかわからない病み上がりの同僚の言葉は聞き流した。見きりをつけてハローワークに行かなかっただけありがたいと思ってほしい。


……とはいえ、遠出するには気力と体力がなく、友達を誘って通話でも対面でもいいから話を聞いてもらうのは、相手からすれば迷惑極まりない。そんなわけで、日帰り温泉でゆっくりするかと思い、一度も行ったことがなかったこまくさの湯へ。駒ヶ根高原は冬でも山スキーや登山をするためか、バス停の駐車場には車が何台か停められていた。
温泉も平日なので人が少なく、内湯も露天もじっくり堪能できたし、昨日とうって変わって天気も良く、中央アルプスも南アルプスも青空に映えて美しかった。

重大なやらかし案件については今月で決着がつきそうだが、来月から卒業入学シーズンで負担が増えるのはわかる。上司は妻の為に育休をとるらしい。その事も朝礼などの正式な場ではなく、総務の人から聞かされる始末。直前まで言わないのか、言わずに育休に突入するのかは知らない。
「自分は家族のために休むけど、お前は独り身だから、子持ち様の分まで働け」って暗に言われてる気がするのは、ただの僻みだと思いたい。

それでも、いつか報われたいという気持ちは消えないのだろうが。