オープン就労(フルタイム求人で、応募者が障害や病気を抱えているのを応募前前に会社に知らせる事。この時点で応募断られる事が多い)で応募した会社へ3日に面接に行った翌朝、そこから電話がかかってきた。

担当「○○(社名)ですが」
私「はい(あー……落ちたなこれは)」
担当「採用となりましたので、いつ頃から来社できますでしょうか?」
私「ファッ!!!?」

『いやいやいや、いくら「病気を抱えてても仕事できるなら応募していいよ」と言ってくれたけど、1日で決めちゃっていいのか? 症状は軽くなったとはいえうつ病患者だぞ? 面接前日に入り口確認のためにこっそり視察に来ていた(しかも社長に見られていた)不審者だぞ??』
……などと思いつつも、仕事内容はやりたい物だし、この社長のいる会社なら働きたいと面接の時に初めて思ったので、二つ返事で承諾した。年収と休みは前職よりそこそこ減るが、その2つがホワイトクラスだった前職でこのザマなので、働きやすさ重視で動いたほうがいいのだろう、私の場合は。健常者でもないのだし。

というわけで今月の21日でついに5ヶ月に及ぶ自宅療養という名のニート生活に終止符が打たれるので、最後に何処かへ旅に出よう(ただし低予算)と思い、岐阜県は恵那市へ。

午前は恵那峡で遊覧船に乗って水上から景色を眺め、昼は恵那駅の近くにある中山道広重美術館で浮世絵を堪能し、大井宿を散歩して休憩がてら入った店で文通相手になってる伊那混の人へポストカードを送った。

目的地を恵那市にしたのは、単純に恵那峡の景色を見たかったからというのと、鉄道系YouTuberスーツ氏の動画を暇つぶしによく見ていて、彼が電動ママチャリで中山道を走るシリーズ(現在更新中)の動画に出てくる各宿場の浮世絵の本物が見たかったから。
そうでなければ野沢温泉にある、猫のいる旅館で有名な桐屋旅館を目的地にしようとしていたが、北信に行っても特に見たいものがなかったので今回は見送った。
金銭面に余裕があれば、前々回の定演で歌った『良寛相聞』の作詞者である良寛と貞心尼が交流した地、新潟県長岡市まで足を伸ばしたかったが贅沢は言えない。

今夜は信州割SPECIALを利用して昼神温泉で一泊した。

正直2日目のことはどうするか何も考えてなかった。

今回泊まったお宿はこちら。鯉の甘露煮がおすすめですが、苦手な人はステーキに変更可能。朝はおかゆも選べます。