先月読みました。
【無形資産が経済を支配する】
と言うことですが、
確かに無形資産は既に重要なポジションにいると感じられます。
無形資産は、実は貸借対照表にはほとんど登場しません。
中小企業だと、
ソフトウェアか商標権あたりでしょう。
では、
どこに消えているのかと言うと、
販売費及び一般管理費
にだいたい算入されています。
つまりは、
書籍代やセミナー費用
コンサルタント費用
など、既に経費で落ちている
ということです。
この裏表紙にある
スタバの店舗マニュアル
アップルのデザイン
などなど。
こういったものが無形資産です。
本によると
無形資産には4つの側面があるそうです。
① スケーラビリティ
② スピルオーバー
③ サンク性
④ シナジー
です。
横文字ばかりでわけわかりませんので
私のフィルターでわかりやすくいうと
① どんどんデカくなっていく
② 他人がパクりやすいし自分もパクれる
③ 投じたお金や時間は無駄になることも多々ある
④ 他のアイデアなどとくっつけやすい
ということです。
①スケーラビリティ→デカくなるとは、
スタバはスタバという【ブランド=無形資産】を持ってますが、その店舗って世界にどんどん展開できますよね。
別に地域限定とかじゃなく広がりますもんね。
という感覚です。
対して不動産=有形資産であったら、その場所にしかいられませんし、その場所でしかテナント料はもらえず、限界はあります。
②スピルオーバー→パクりやすい
これはわかりやすそうですよね?
トヨタの改善❗️は本を読めばとりあえずはやってやれそうな気はします。
もちろんすぐに、完璧に、はできませんが。
そこに自ら投資した人と、パクった人の差は出ますが、パクった人も間違いなく進展にはなります。
③サンク性→無駄になることがある
セミナーに高額なお金を投じても、2〜3年もすれば忘れてますよね。
どのくらい使えてて、どのくらい使えてないかなんてわかりません。
その使えてない部分をサンクコスト(埋没費用)といいます。ただ、それでもやるべき、投じるべきと私は考えます。
④シナジー→他のアイデアとくっつきやすい
有形資産同士はなかなかコラボしづらいです。
設備の機械同士はメーカーが違うと連動しなさそうです。
ところが、無形資産とならコラボできそうです。
トヨタ×スタバでスタバのデザインの車🚗みたいな。
さて。
長くなりましたが
この無形資産が経済を支配するのです。
ということは、
こういう無形資産を提供する会社は
なんとなく強そうな気がします。
実際、
GAFAなども相当ここにお金を突っ込んでいます。
トヨタだって
カイゼンに相当お金と時間を突っ込んでいます。
故に、
トヨタの車は年間で2〜3万円/台の原価を低減しているそうです。
以前、
コヴィー先生の本から、
重要性、緊急性の話をしました。
無形資産への投資はまさに
重要性 高い
緊急性 低い
そのものであります。
今までの価値観だと
儲かったら車が欲しいとか時計が欲しい
でしたが、
これから(というか既に)は、
儲かったらさらに学びを入れる
そんな時代です。
そして、
我が(株)あびこ財務経済研究所も
無形投資としてのお手伝いをさせていただいています。
皆様の長期成長のお力になれれば幸いに思います。