誰かと長い時間を過ごし、
それが終わった時に感じる淋しさは、
満腹からの空腹にも似ている。
自分の中がその人たちに満たされ、とても心地良く、愛おしい。
それが無くなったとき、
再びそれを求め、
届かないからこそ、
更にお腹(心)は空く。
改善策は簡単。
絵に描かれた過去のステーキを求めず、
次の食材へ箸を向けるべきだ。
そうして人は淋しさではなく、
過去の美味を感じながら、
次の食事への活力が生まれる。
あの日味わったステーキの味は、
確かに頭に刻まれている。
だから、
また出逢えたとき、
その味はただの美味ではなく、
懐かしさや愛しさといったスパイスがプラスされ、
更なる感動へと昇華される。
嘆き淋しがる暇があるなら、
笑って前を向き、
足を運ぶんだ。
お腹が空いたままだと、
人は死んでしまうよ。
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