先日、
劇団「モチの木」朝倉市民平和祭 舞台演劇『晴れのち、ゆめ』
無事終演致しました。

ご来場頂いた皆様、
本当にありがとうございました。

皆で愛したこのモチの木、もちっ子。

実は今年で解散だったんです。

昨年から参加させて頂いて、
子供たちとも昨年の合宿くらいから仲良くなってきて、
「少しは距離も縮まったかな・・・」
と感じてきた今年、稽古への参加は本当に楽しいのに、
一歩一歩、確実にお別れのその日に近づく感覚は、
何とも言えない日々でした。

今年の僕は、昨年同様、演出補佐の立ち位置も頂き、
キャストとしても、メインを張らせて頂いた。
昨年とは違って、子供たちとガッツリ絡む。
ぶつかる。
掛け合う。
心がまっすぐ向かってくる。
だから真っ直ぐ返す。

戦争の悲しいお話、
でも、子供たちの笑顔の話。

僕の最後のシーン、
子供たちとの永遠の別れ。

このシーンが終われば、
僕はもう絡むことはない。
この子たちの演じる、この子達とは、
もう会えない。
会いたくても、会えない。

そう思うだけで、自然と言葉は溢れるのに、
それを口にするまで、これまでの稽古よりも時間がかかった。

そしてフッと出た言葉、
『嫌だ・・・』
台本にはない。
でも、あの場面、役でも小林本人でも、共通した感情、
それが口からこぼれた本心だった。

涙は止まらないまま、
大ラスのシーン。

子供たちが、一生懸命、
大人にエールを贈る。

笑顔で、涙で、
小さな体で、大きな声で、
心の奥から言葉を投げかける。

袖にいる僕ら大人役者は、
涙をぬぐう事を諦めた。
止めようがないから。

子供たちは笑顔でいるのに、
大人たちは泣きじゃくっていた。
泣き虫な大人役者ばかりで、ごめんね、皆。

お客様の温かい拍手と、
会場を包む優しい空気で、
全ての幕は下りた。


その後の打ち上げ、
皆からシバちゃんへのサプライズ。
モチの木の世界を彩る音をくれた、
大切な人の幸せを願う、皆からのサプライズ。

モチっ子から皆へのサプライズ。
一人ひとりにあてた寄せ書き。
皆の「大好き」は、涙をまた溢れさせる。

皆からバッチョさんへのサプライズ。
4年間、このモチの木を支え続け、
悩み苦しみ、そして子供たちと一緒に楽しんできた、
間違いなく、この劇団の柱。
笑って怒って困って泣いて、モチっ子皆に支えられた、皆の柱。

そして、
僕ら客演陣から、劇団モチの木へのサプライズ。
これまで出演させて頂いた客演陣から、
皆一人ひとりへの寄せ書き。
昨年の客演陣や一昨年の客演陣の皆、
この提案を持ちかけたとき、
皆ほんとに快く引き受けてくれた。
なかなか会えない人、
今は熊本にいる人、
今は東京にいる人、
皆の気持ちを集めていくうちに、
この団体がいかに愛されているか、
痛いほどに感じた。

「ゆうさん泣いと~や~んww」
その言葉すらも、
「もうなかなか聞くこともなくなるのかな・・・」
と思ってしまい、さらに涙がこぼれた。

ただ、一つ言っておきたい。
『哀しい』わけじゃない。
淋しさはある。
でも、楽しかったし、うれしいし、
この子たちとの時間を「哀しい」ものにしたくない。

流れた涙は、すべて、温かい涙だった。

それはきっと、あそこにいたメンバー全員そうだと思う。

会長も最後の言葉で仰ってた。
「終わり」じゃない。
『区切り』だ。

距離はあっても、
同じ福岡。

また、会える。
会いたいから、
会える。

だから、皆、
またね。

仲良くしてくれたこと
沢山イジメてくれたこと
全力でふざけあったこと
一緒に食べたご飯の味
昨年の合宿でのプチ肝試し
がっつり求めた演出
「甘木じゃ捕まります」とイジラれたサングラス
「チャラい」と罵られた稽古後
抑えられない感情に涙した稽古
打ち上げで泣き顔を笑い合った時間



書ききれるわけないやん。。。

これから、
ここに更に思い出を増やしていこう。

そのために、
また会う日まで、元気でいよう。
笑っていよう。

本当にありがとう。

こんなに好きにならせてくれて、
ありがとう。

皆、みんな、一人残らず、
大好きだぞ!!!!!!!



ありがとう!!
大好きだぞっ!!!!!!