水の樹です

梅雨に入り、天候の悪い日は
気持ちも沈みやすく
不安に押し潰されそうになります

2月に娘が癌であることがわかり
5ヶ月が過ぎました

楽しいJK生活が一変しました
今のところ治療は順調ではあるものの
このひと月ほど、足の痺れを訴えており
急遽骨盤MRIをとることに…

腫瘍の増大、新たな腫瘍出現など
注意深く見て頂いたところ
痺れに関連するような所見は
ありませんでした

むしろ治療の効果が見られており
娘にとって、この抗がん剤は
命を救ってくれました
今回もまた、心の底から嬉しさが
湧き上がってきました

考えてみると、最近あった嬉しいこと
って娘のことばかりです

娘が若くして病気となり
家族としても抱えきれない
たくさんの想いと経験をしています

当たり前の日常が、いかに尊いかを
嫌でも味わうことになるのです
しかも、何度も何度も…

病院に行く道すがら
『なんで?なんで?うちの子が?』
何百回と繰り返したものの
明確な答えはなく、そこにはただ
『我が子は癌になり、今治療している』
という現実だけがあり
それ以上でも、それ以下でもない

いわゆる、これが受容かと気付く

今のところ、娘の治療は順調だが
それとは別に副作用や合併症に苦しむ
方も相当数いる訳です

本当に過酷な世界で
現代の医療をもってもなお、治療困難な
病気である

『がんや認知症は治る』
だなんて、とても言い切れないと
個人的には思います

人の体の構造やしくみ、作用の方が
遥かに精密であり自然の摂理に
のっとって働くのだろう

自然の摂理に叶うものはないのかも
しれない
そんなふうに思うきっかけと
なったのは、冒頭のラベンダーの
花の写真です

散歩に行った先にラベンダーが
たくさん植えられ、きちんと等間隔に
植えられている様子から
植えた方の愛情さえ感じました

葉を触ると、とても強い香りがします
花自体は小さな花が集まっており
その蕾もまたとても小さい
蕾の周りはふわふわしていて
とても繊細さを感じます
キレイに整列している状態から
自然が織りなす法則や秩序のような
ものを感じます

そして、狂いなく同じような時期に
花を咲かせて楽しませてくれる

こんな自然のあり方に触れると
『なんで?なんで?』
と繰り返すことは、何の意味もない
と思い知らされます

このラベンダーのように
あるがままを生きる
私はまだ、腑に落とし切れてはいない

過去のブログで娘の病が治るよう
祈っていると書きましたが
現在も進行中

病気が良くなるよう祈ることを
続けています

祈りの効果は、有名なアメリカの大学で
実験され効果があるということは
とても有名です🍀