その日母親は4時くらいまでバイト、父親は仕事、妹は中学校だったためいつも帰宅する時間帯よりちょっと前に家を出て16時半くらいに家に着けば怪しまれないだろうと思い15時半くらいまでテレビを見たり、ゲームをしたり、お菓子を食べたり、みんなが学校を頑張ってる間の特別な休みを満喫した。そろそろ時間だ!と思い制服に着替え、学校指定のカバンを背負った、鍵を閉めて自転車に乗り学校とは逆の方に向かって自転車を走らせた。ゆっくりと走っていると自分を抜かして行った女性がいた、その女性の後ろを走っていると赤信号になり僕も女性も止まった。なんとなく気になったので顔を見てみると毎朝見ていたあの女性だった、なぜかその日何かの自身に満ち溢れていた僕は「あ、あの...」と声をかけてみた、女性は「ん?え、えーっと...」と困っているような受け答えをした、僕はすかさず「人間違えでした、ごめんなさい」と言い返した。
信号が青になり、気まずくなった俺は途中で左の道へ曲がった。時刻は15:52、遠回りして家に向かっている途中、僕はため息をついていた。
いつも朝すれ違ってたのに...でも半ば強引に朝すれ違うだけじゃ覚えるはずないか!っと自分に言い聞かせた。喉が乾いたから自販機でお茶を買い、その場で飲み干し家の前に着いた。
〈フィクション〉