そろそろ春の気配を。
と思う頃に取り出すのは、紅花染の紬。淡いピンクを基調に虹色グラデーションが気に入っています。
紅花紬にあこがれて、ネットオークションで探して落札したもの。サイズは若干小さいけれどもそこは気にせず。
ただ。
結構着たこともあり。
着物の裾と裏地の縫い合わせのところがもうほんとぼろぼろで。
裏側とはいえさすがになんとかせねばと思うくたびれ具合で。
以前、アンティーク着物を購入した時、裏側の裾回りにリボンがぐるりと縫い付けてありました。あれは裾回りのくたびれとほつれを「見なかったこと」に封印してああなったのだなと納得です。
あれをマネっ子しようかとも思いましたが、とても自分では修復できる状態ではない、範囲が広い、→諦めて着物屋さんに相談に行き、ぼろぼろだった裏地を付け替えてもらいました。
…あんまりにもぼろぼろでひどかったので、before写真を撮り忘れました。
もののついでにお洗濯にも出してすっきりキレイになりました…!
半衿には梅柄の手ぬぐいを。
帯は黒地に大きな桜柄の半幅帯を捜索結びにして。
白兎さんの帯留を。
春の色と春の花のコーデです。
そして。紬は着やすくて良いですね。
一時期はなんであんなに「垂れもの」(柔らかい染の着物のこと)が好きだったのか。。。
紆余曲折を経て、「紬いいよね!」を通過して「普段着に綿の着物いいよね!自分で洗えるし!!」が現在地。伝統の木綿の生地も今風の色柄が増え、オーガニックコットンや草木染の反物も登場しています。私が木綿の着物に興味を持った頃はまだ、昔の規格の反物しかなかったのですが、時代が変わると変わるものですね。
木綿の着物は各地に産地があります。
縞のイメージが強いけれど、大きな格子柄、現代の感覚でいったら大きなギンガムチェックで今風の色使いが登場していて素敵なのです。
ポップな色使いの伊勢木綿。
もちろん。伝統の縞柄も良き。
会津木綿@福島
米沢@山形の木綿は「出羽木綿」と呼ぶのですね。
出羽三山への山岳信仰が伺えます。
こちらはメンズ用未仕立て品ですが。先日初めてレディース用の出羽木綿反物を見ました。伝統柄はもちろん、今風に寄せたくすみカラーも出ていてびっくりしました。
阿波しじら織の木綿きもの。
こちらもポップな配色のギンガムチェックが出ているのですよ。
赤もかわいいけれど、水色・寒色系が大好物です。
岡山デニムで水玉の着物も!
大小いろんなサイズの水玉模様のバランスが素敵。


